二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: REBORN! 〜新たな仲間〜 ( No.8 )
- 日時: 2010/03/11 18:46
- 名前: クレイア ◆PT5MXLpFOU (ID: CkThpPJM)
第二話 「本当に何もの?」
あの後ディーノはなりゆきで泊まることになった。前々から居候がいるのでいまさら一人くらい増えてもツナは気にしなかった。
次の日の学校、もやもやした気持ちを抱えたまま、ツナは教室へと足を運んだ。ガラッと扉をあけると、
「担任の先生が病欠なので今日だけこのクラスを担当するリボ山だ。よろしくな」
ツナは盛大にずっこけた。そして大声で突っ込む。
「お…お前リボー…むぐっ!」
「いいかツナ。今日は絶対に俺の名を口にするんじゃねえ」
いきなり口を塞ぎ、凄むように告げるリボーンにツナはがくがくとうなずくしかなかった。
リボーンはぴょんと教卓に戻る。
「じゃ授業を始めるぞ」
● ● ● ● ● ● ● ● ●
クラスの人にとっては担任の違ういつもより新鮮な授業だが、ツナにとっては地獄の授業だった。
(いったい何なんだよ…もーこのごろ訳わからなすぎ)
はあ〜…とツナが大きなため息をつくとチョークが飛んできた。
「あでっ!!」
「お前今別のこと考えてただろ。ちゃんと話を聞け。」
そう言いながらリボー…山はまたチョークを振りかぶる。
「わ、分かったって!」
「あ、手が滑ったぞ」
「なんで!?」
リボーンから放たれたチョークはまっすぐにツナの方えと向かって……来なかった。
チョークの進む先にいるのは—————…香織。
「美島さんっ!」
「え?うわわっ!」
驚いた声を上げた香織は、体を横にずらし、チョークを避けた。しかしバランスを崩して、机から転げ落ちてしまった。
『おぉ〜』
クラス全体から感嘆の声と拍手が送られる。
「いたた〜」
「大丈夫?香織ちゃん」
「あっ、ありがとう京子ちゃん。うん、大丈夫だよ」
京子の差し出された手を取り、よいしょと立ち上がった。
ツナはそんな香織を見て思った。
(すごいな美島さん。あれを避けるなんて本当に何もの?)
「フッ…」
その時リボーンが片方の口角を上げたのは誰も気づかなかった。
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キャラが偏ってる!
次は獄寺とか出せたらなあと思います。