二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【東方】幻想郷放浪記【オリジナル】 ( No.57 )
- 日時: 2010/08/30 21:42
- 名前: 昨日の今日 ◆7LxmAcs00. (ID: t51BWMGM)
「おじさん……」
「ん、どうした」
さとりは相変わらずだ。
どうやって戻るのかは分からない。
どうすればいいのだろうか。
「……なんでもない」
「? そうか。変なことが起こったら無理せずに言えよな?」
「うん……」
頭を撫でてみる。実に気持よさそうな顔をしていた。
とりあえず、さとりを置かないと。修理もまだ残ってるし。
「しゅうり……?」
「ああ、実は壁が壊れててな。それで修理をしていたんだ。だからちょいとやらないと……」
「……はなれたくない」
「ちょ、おま」
「……」
「大丈夫だって、すぐ近くだし。必ず帰ってくるって。おじさんを信じなさい」
実際、殆ど離れてないんだけどな。
「……やだ」
「むぅ、困ったな」
「あぅ……」
「ん? どした?」
「……いって、いいよ」
「え? ああ、分かった」
さとりはどうしたのだろうか。急に甘えてこなくなった。
いや、まだ治ってないみたいだが……なにか思い出したのだろうか。
まあちゃっちゃと済ませますか。
「おーい、今終わったぞー」
「あ……」
俺はすぐさとりの隣に座った。
さとりは何故か俯いてる。
「……どうした? やけに暗いけど」
「……ねぇおじさん。さとり、じゃまじゃないかな」
「はぁ? んなわけあるか」
「そう、なの……?」
「全く信用が無いなー。おじさんはさとりの味方だぞ? 邪魔だなんて思わねーよ」
俺はまた何か変なことをやらかしたのだろうか。
じゃないとさとりは聞いてこないだろうし。
いやでも俺自身変なこと言った覚えはまったくないし……
「おじさんは、なにもいってないよ……」
「おお、そうか。ならなんでそんなことを聞いていたんだ?」
「……おじさん、すこしこまったかおしてたから……さとりがわるいことしたのかなって……」
「あー、まぁ我侭っぷりには少し困ったけど、それだけで邪魔だなんて思わないし。安心しろよ」
「うん……」
急にさとりが頭を俺の肩に預けてくる。
「どうした? 眠いか?」
「うん……」
「よしよし、じゃあちっと横になるか」
「……やだ」
「おいおい……」
またっすか。今度はなんなんだ?
「ねるの……こわい……」
「怖い? どうして?」
「おじさんが、いなくなっちゃいそうで……こわいの……」
「まぁ落ち着け。俺はどこにも行かないし隠れもしない。それは約束する」
「ほんと……?」
「勿論。だから、早く横になりな」
「うん……」
俺は少し膝をあける。
そこにさとりの頭を置いた。
最後に、さとりの頭を撫でてやった。
「ふぅ……これで本当に落ち着いたかな?」
一息つく。
なんだかんだで結構時間が経った。修理から始まってまさかこんなことになるとは。
本当は煙草でも吸いたいが、煙草がないのを思い出してやめた。
しかし、さとりはどうしてこんなことになったのだろうか。
俺の手を見てなにを思ったのだろうか。
分からない。
もしさとりが俺と父親を重ねているとしたら、俺が手を出した時と暴行を加える時が重なって、蘇ったのだろう。
……一応言っておくが、俺には妻も子供もいないし、例え生まれていても暴行を加える趣味などない。
例えそれが変わったものをもった子供だとしてもだ。
しかし俺と父親をさとりが重ねているというのなら、それはそれで少し悲しい。
俺はさとりのほっぺたを少し摘んでやった。
……やわらけぇ。何これすげえ柔らかい。
へぇ、女の子のほっぺたっつーのはこんな感じなのな。
普段はこういう機会がないから、貴重な体験をしたというべきだな。
……うん、これ以上はよしておこう。起きたら悪いし。
いや、でもこんなこと滅多にないし……やべぇ迷う。
……あと一回だけでも……
もう一回つまむ。
うっおやべぇホント柔らかい。
もうこれ一生触っていたい。
「……ぅぅ……」
!!
やばいやばい、やばいってマジで!
もう決めた、これから一切触らない! 絶対触らない! 起きちゃうし。
どもども、中途半端なところで終わらせちゃいました。
だいぶgdgdな感じになって参りました。
もういっそスパッと進めましょうかね?
どうしよう。
以上、第三十八話でした。
ではではー。