二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 好きだなんて言ってないからっ!【銀魂】 ( No.100 )
日時: 2010/03/18 21:50
名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: YiQB1cB2)
参照: http://id45.fm-p.jp/347/yuu0626/

【第十六訓:別の誰かなのかは、】



「ごめん・・・土方さん、総悟、あたし——————晋助が・・・好き」








「・・・かもしれない」

あたしが言い終わると共に、沈黙が流れた。
え?何?ノーリアクション?ひどくねー?

「ひどくね?じゃねーだろ!!びっくりしたじゃねーか!」

「でもよかったんじゃないですかィ?本当に高杉が好きだったら困りもんでさァ」

あ、誰も好きじゃないとは言ってないから。
多分だから。多分。

「なんだよ、てっきり桃があの日のアレの責任とってくれんのかと思ったのによォ」

晋助はにやりと笑った。
責任ってアレ取るようなもんじゃないだろーが。

「おい、アレって何でィ」

べ、別にそんな大事じゃないから!
気にするほどの事じゃないから!
放っといていいから、マジでっ!!

「なんだよ、桃。照れちゃって。昔から照れやすいもんなァ」

そういって晋助はあたしの肩に手を回す。
やめろ。セクハラで逮捕すっぞ。
・・・手錠持ってないけど。

「俺は桃のファーストキスの相手だからなァ」

し、晋助!?
余計な事言ってんじゃねーよ。打ちのめすぞ、コラ。

「は?高杉。嘘はダメだぜ?どーせつくなら、もっとマシなのにしろよ。打ちのめすぞ、コラ」

それは同意。
じゃあ、一緒にレッツゴー!!
あは、あははは・・・はぁ〜・・・。

「・・・で、実際の所はどうなんでィ?」

・・・え?
べ、別にっ!?

・・・う、嘘っていうワケでもないけど?

「なんで疑問系・・・」

う、うるっさいな、彩加!細かい事気にしてたら生きていけないんだぞっ!!

「別に細かい事を気にしても生きていける。実際、隊長は全く気にせずに生きているし、隊長が気にした日には地球が崩壊するのではという説がある。その説の理由は隊長が女と思えないほどに、ずぼら、大雑把、ガサツなどであるからである」

「ちょっと待て!刺さる!心臓貫通するから!っていうか最後ガサツ“など”って言ったよな?何、アレ以外にもあんの!?」

あるんだったらあたし・・・ショックすぎる〜!!
彩加は頷いた。
・・・ま、まじでか。

「あと、100個は軽い」

・・・うん。ノーコメントで。

「まっ、元気出してよ。桃っっ☆」

アリスはあたしの肩をたたいた。
加減しろ。痛ェんだよ。

・・・あ、アリス。あんた、あたしより細かい事気にしないタイプだって彩加が言ってたぞ。