二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 好きだなんて言ってないからっ!【銀魂】 ( No.108 )
日時: 2010/03/19 20:08
名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: MCeIcGNV)
参照: http://id45.fm-p.jp/347/yuu0626/

【第十七訓:その手を掴むまで分からないけれど、】



「さ、彩加っ!?何言ってんのよ!」

「私は何も言ってない。さっきのは、すべて隊長の作り話」

淡々と告げる彩加を見てからアリスはあたしを睨んだ。
やめてよ、仮にも隊長なんだぞっっ!!

「えー?そうだったっけー?」

・・・黒蝶隊、クビにしてやろうか。
そんぐらいの権力は隊長にだってあったはずだし。

「そんなくだらんケンカでクビにしてはダメじゃろうが」

だって、ムカつくんだもん。あたしが隊長なのにナメてるんだもん!

「じゃあ、九条さんのポジションは僕が頂きますねぇ♪」

音耶・・・多分クビにしないから大丈夫。
それに後任は裄に任せる事になってるからさ。

「え?僕だったんですかー?知りませんでしたよー」

そう言う裄の胸倉を掴んで文句を言っている音耶を尻目に、土方さんが口を開いた。

「・・・っつーか、ここでお前らは二人きりで何してたんだよ」

その話題きちゃったよ・・・。
・・・どーしよー。

あたしは晋助の袖の裾を掴んで耳に口を寄せた。

「・・・晋助、余計な事言ったらどうなるか分かってるよな?」

晋助は妖しい笑みを浮かべた。
・・・本当に大丈夫なのだろうか。

「高杉、斬られたくねーなら言いやがれコノヤロー」

わ、総悟、刀は危ないってば。
言うなよ、言うなよ、言うなよーっ!?

「キスとか?」

アホか、お前はァァ!!
フツー言うか!?あ、フツーじゃないわ。

「・・・テメー、今なんて言った」

あ、土方さんの顔に青筋が。やべーな、コレは。

「桃に何してるんでィ!俺がたたっ斬りまさァ!!」

だから危ないってば、総悟。
っていうか、二人ともそんなに怒るまでの事じゃなくない?
前からこういう事になると途端に過保護になるんだから。

「・・・鈍感じゃな」

ん?何か言った?月陽。