二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 好きだなんて言ってないからっ!【銀魂】 ( No.17 )
日時: 2010/03/11 21:26
名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: cSw9GUzL)
参照: http://id45.fm-p.jp/347/yuu0626/

【第三訓:ぐだぐだな話はどんなに巻いてもぐだぐだ】


あたしは今、夜の道を総悟と土方さんの隣で歩いている。
とある人物を探しているのだが、なかなか見つからないんだな、コレが。
で、こうなった理由は1時間前に遡る———。

あ、ここから回想です。


「今日はお前らに追ってもらいてェ奴がいる」

真選組の一室で、そう口を開いたのは、この小説初登場の近藤さんだ。
よっ!局長っ!おめでとうございまーす!

「やめろよ、桃。照れるじゃねぇか」

近藤さんはそういって頬をかいている。

「近藤さん。照れてねぇで話し進めてくれよ。回想シーンに行割くのもアレだろ?」

土方さん、アレって何よ。あ、もしかして更年期障害的なものだったり・・・。

「しねぇよ」

何だよ。つまんないのーっ。
で、近藤さん。追って欲しい奴って誰なんですか?

「・・・あぁ。お前らもよーく知ってるとは思うんだが・・・」

というわけです。
あ、ここで回想終了ですよ。

「何がというわけです、だよ。何で肝心なところわからねぇのに、全部教えましたよ?的な態度なんだよ」

うるさいなー、土方さん。
っていうか、あたしたちは知ってるじゃんかよ。

「俺たちが知ってても、読んでる奴らにはわからねぇじゃねぇかよ」

「土方さん。今から人気獲得作戦ですかィ?ここで人気を獲得しても、俺との差は変わりやせんぜ?」

「うっせーな!違ェよ!」

「ハイ、終了!こんなことぐだぐだやってても今回の内容には関係ないんだから」

そういってあたしは喋っている二人を置いて、歩き出した。

「今回は巻きで行くからねっ!なんか夕詠の話だと一話完結じゃないらしいのよ」

「そうなんですかィ。まァ、今までも一話完結って言っていいかわからねェぐらい、ぐだぐだで意味分からないですけどね」

総悟、ソレ禁句だっつの!!ほら、夕詠って結構気ィ短いんだからさっ!!
結構恐いって、よく男子に言われてるからさっ!!

《———オイ、桃。余計な事言ってんじゃねーよ。それ以上言ったら主人公から山崎に降格させっからな》

「・・・ん?今なんか聞こえませんでした?」

「主人公から山崎に降格、とか言ってたな。つか山崎に降格って何だよ」

でも、思ったんだけど、主人公がザキになっちゃったらこの話終わりじゃん。
・・・ってことは、あたし大丈夫じゃない?

《いや、実はこの後の話で出そうと思ってた新キャラがいるから全然足りてるんだよなぁ〜》

Σ(0д0;)

《・・・まぁ、男だけどな》

は?
・・・な、なんだよ。焦らせんなよ。

「なんか、桃の口調変わってねぇか?」

「前の会話文読んでもらえば分かると思いますが、夕詠が言葉遣い悪いんでさァ。だからじゃないですかィ?」

そうそう、そのせいよ。決してあたし自体が言葉遣い悪いんじゃないから。
っていうか、どうしよーっ!!新キャラの存在が憎くてしょうがないんだけど。

・・・殺ろうかな。殺っちゃおうかな。
え?何、殺っちゃえよ?
ラジャー!!!んじゃ、行ってくるねっっ☆

「やめろよ、主人公」

「爽やかに行こうとしても無駄ですぜィ?つか、早く追わねーと怒られちまいやすぜィ?」

それもそうだね。あ〜めんどくさーいっ!!
あたしがそう言うと、土方さんはあたしに軽くデコピンをした。
あたしたちは並んで歩いていった。