二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 好きだなんて言ってないからっ!【銀魂】 ( No.23 )
日時: 2010/03/12 21:18
名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: SG2pzqrf)
参照: http://id45.fm-p.jp/347/yuu0626/

【第四訓:その声は闇夜に消えて、】



それから並んで歩いていたあたし達だったのだが、あたしの、

「チョコレート食べていい?」

という仕事中とは思えない発言により、あたしと2人の間には結構距離ができていた。
暗いのがダメなあたしにとっては結構恐いんだけどなぁ・・・。
・・・え?待っててもらえば良いじゃん?


———言ったけど、斬るぞって言われたのっっ!!


「・・・ったく、あたしこんなんでも一応女の子なんだからさぁー、もっとこう?気遣う?みたいなさぁ、あってもいいんじゃない訳?」

そう、ぶつぶつ呟きながら2人の背中を追っていると、後ろから口を塞がれた。
そのまま路地裏に連れ込まれる。

「きゃ・・・っ!!た、助けて・・・っ!!」

叫び声を上げようと声を出すのだが、口を塞がれている為、うまく喋れない。






総悟———!!土方さん———!!




「・・・あれ?土方さん。桃が来てやせんぜ」

「あ?」

総悟の言葉に土方は振り返った。
だが、その視線の先には、探してる人物は写らなかった———。

「・・・マジかよ。———桃っっ!!」

土方の声は闇夜へと消えていった。