二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 好きだなんて言ってないからっ!【銀魂】 ( No.357 )
日時: 2010/04/12 19:16
名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: aaUcB1fE)

【第四十四訓:その作者、こんな感じにつき】



残り時間は1時間を切ろうとしていた。
夜空には不気味に紅い月が輝いている。
そんな紅い空の下を歩く男が2人。

「・・・なんで俺が土方さんとペアなんですかィ。俺ァ、桃とが良かったんですけどねィ」

「しょうがねぇだろ、総悟。俺だって桃が良かったに決まってんだろーが。・・・大体、高杉にくじ作らせんのが悪ィんだよ。絶対ェなんかやっただろ、アイツ」

せっつめいしようっっ!!
実は桃チームは2人一組にするためにくじ引きをしていたのだ☆
・・・で、その結果、高杉&桃、土方&総悟、銀さん&裄みたいな感じになったわけなのだぁーっ!!

「え?何このウザいナレーション。誰がやってんの?桃?桃がやってんの?」










by夕詠


「「・・・ってお前かよっっ!!」」

まぁいいじゃんか。
今回は桃出てこないからさァ、何か私がナレーションやっちゃおうかなーみたいな。
っていうか、別にいままでの桃のはナレーションじゃないんですけどねーみたいな。

「・・・土方さん。コイツ斬ってもいいですかィ?」

総悟が刀を構える。
え、何コレ?マジなの?マジなのかよ?
無理無理!いや、絶対無理だって!私まだ死にたくないんだってばっ!!
銀魂の映画見てないんだよ!?高杉見てないんだよ!?神威見てないんだよ!?
・・・市丸さん見てないんだよっ!?
今死んだら困るから!
・・・あ、ちなみに4月24日公開ね!

「っていうか、また映画関連ネタかよ!桃が前にやったわ!お前それ書いた本人じゃねぇか!いい加減しつこいんだよ!・・・っつーか、市丸関係ねぇだろうがァ!!」

「しょうがないですぜィ、土方さん。夕詠は悪役好きなんですって。市丸が出てきてもおかしくないでさァ」

そうだぞ。でてくるかもしれないじゃんか。
新訳紅桜篇に。

「出ねぇよ!!」

っていうか、何?今回ってギャグパートなの?

「・・・土方さん、コイツ本当に作者ですかィ?」

そんじゃあ、ギャグパートでいっか。
シリアス書くのって疲れるんだよ。なんかこう・・・キャラにあってないって言うかさ。
私はもっと、だらだらと、ぐだぐだな感じで書くのが好きなわけ!分かる?

「いや、分かんないから。」

あっそうですか!
いいよ、もう別にさ。別にあんた等が私の事分かってくれるとか?理解してくれるとか?そーいうの全然思ってないから。
ぜ、全然・・・思って・・・な、いから・・・っ・・・。

「とことんウザいんだけど。飲み屋のおっさんなんだけど」

もうホントにいいし!別に期待なんかしてないし!?
私、もう徹底的に書く側に回るから!
(・・・敵3人とも全員連れてきてやろう)

「あのー、ナレーションなんで心の声駄々漏れですぜィ?」

・・・あ、アデュー☆

「「———・・・ウザっっ!!」」

・・・じゃあ、今から敵でも出そうかなぁ。

「・・・あ、居たし。姫愛、巽ーマジでいたんだけどー」

わー。あれは紅蓮隊の眞木原友里音ちゃんじゃないかー。あれー?敵が三人もいるー。どーしよー。どーしよー。(棒読み)

「アイツ絶対拗ねてるよね!?拗ねてる以外の何物でもないよね!?」

・・・いっちゃえ!紅蓮隊っっ!!

姫愛がトロンボーンを取り出す。

「土方、沖田。ギャグパート、などというお遊びはもう終わりだ。これからはシリアスパート、またの名をかくれんぼパートというのだが」

「そんな風にいうの!?」

いや、姫愛も違うから。あ?柳生篇のパクリだァ?それはお前の気のせいだZE☆パートだからね。

「そうなのか?」

「土方さん、そんな簡単に信じないで下せェよ。夕詠のも、あの女の言ってる事も間違ってまさァ。正しくは、土方殺っちまえ紅蓮隊☆パートですぜィ」

土方が沖田を一睨みする。

「———沖田」

その声の後に、沖田の喉下にトロンボーンが向けられた。

「殺られるのは、お前も一緒だぞ」

姫愛の言葉に沖田はふっと笑って、刀に手をかけた。
かすかに金属の音が鳴る。

「何のつもりでィ?楽器じゃ人は殺れねーだろィ」

姫愛も沖田の笑みのような表情を浮かべた。

「———誰がただの楽器だと言った?」

その刹那、楽器の周りの空間が捻じ曲がった。
そして正常に戻った空間で沖田の目に映ったのは、

「・・・か、刀・・・っ!?」






「———これで終わりだ、沖田総悟」






姫愛は刀を沖田の喉元めがけて突き出した。
刀の一部が紅く染まる。








「総悟———!!」

その土方の声は、紅い月へと吸い込まれていった。