二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 好きだなんて言ってないからっ!【銀魂】オリキャラ募集中! ( No.448 )
日時: 2010/04/25 23:30
名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: TkB1Kk0e)

【第五十二訓:放送コードとパクリがなんぼのもんじゃい!!あ、一応前後編です】



んじゃ、かる〜くあらすじ的なもの。
長編以外いつも暇な主人公、桃の愚痴に嫌気が差した隊員たちによって始まった、暇を埋めるための話し合い。
・・・だが、出た意見は某死神漫画だったり、某家庭教師漫画だったり、某学園コメディー漫画だったりなど、どこかの雑誌で見た事のあるものばかりだった。
この感じで行くと、某眉毛がつながってる強欲な警察漫画とか某妖怪漫画とか出てくるんじゃね?みたいな。
さぁ、次は何の漫画が出てくるのか!?

「・・・って、あらすじがパクる気満々じゃねぇかァァァ!!!」

何、某漫画パクる気でいんだよ!!確かにTHE☆GINTAMAって感じするけど、これ二次小説だから!本物じゃないから!!
あぁ、もういいや。次、土方さん。

「あぁ?俺か。そうだな・・・もう、めんどくせぇし海賊王でも目指したらいいんじゃねぇか?」

よくねぇよ!!!
せめてアンタだけはまともな回答してくれ。ボケとツッコミの割合がおかしすぎる。
あたしは万事屋の新八くんみたいな、神的ツッコミできないんだから。

じゃあ、晋助。
あ、大丈夫。アンタには端から期待なんぞしていないからさ。

「・・・それ、喜んでいいのか?」

うん、とりあえず喜んどいてくれればいいや。めんどくさいし。
もう、さっさとやって終わりにしよう。

「この小説って基本ギャグ、時々恋愛を目指してるわけだろ?だったら、どう考えても高杉×桃じゃねーか。そこで俺の意見だ。内容は、俺と桃が(放送できない内容が含まれているためお見せできません)で、その後に(放送でき【略】)してから(放送【略】)だろ」

「・・・し、晋助っ!!!」

あたしの顔の温度は上昇中だ。
つか、どんだけ放送コードに引っかかるワード連発してんだよ。

「そういえば、桃は何か意見無いのか?」

土方さんが話をあたしに振る。
・・・え、あたし?





「あたしはやっぱり、人情SFコメディーがいいや」

あたしの言葉の後に、皆が笑みを浮かべた気がした。そして、あたしはあくびを一つする。
そして布団に寝転んだ。
天井を背景に、何故かあたしの顔を至近距離から覗き込んでいる晋助の顔が視界にうつる。

「晋助、なんで・・・あぁ、もういいや。ツッコむのすら面倒になってきたし。あたし、寝るから」

そう言って、あたしは瞼を閉じた。

「自由奔放すぎるのう」

月陰は笑う。
すると、総悟が呆れたように溜め息をついて、

「・・・アンタ、主人公やる気あるんですかィ」

と、問うた。
あたしはほんの数秒だけ重い瞼を開き、総悟を見た。
そしてまた眼を閉じる。


「———・・・無い」


その場に暫くの沈黙が流れた。
あ、あれ?しらけちゃった系?

「呆れてんだよ、バカ」

土方さんの声を聞いたのを最後に、あたしは眠りに落ちた。


時々、晋助の髪が頬にかかってくすぐったかった。


でも、あたしって暇だけど幸せだなぁ、と思いました。


「———作文んん!?・・・って夢オチか」

あたしは自分の言葉に目を覚ました。
そのときふと、異常なまでに重い体に目をやると、晋助が寝ていた。
・・・マジふざけんな。







「・・・神様。ここも夢の中に含まれていてください。朝起きたら何事も無かったかのようにしておいて下さい」

あたしは、神様に祈った。そりゃあ、もう祈りまくったさ。

でも、もう少しだけならこのままでいてやらない事もないと思ってしまったのは、一体何故だろうか。

「・・・別に、寝顔が可愛いとか思ってないから。全然思ってないから。思ってないけど・・・」

あたしの頬が紅く染まる。




「———やっぱり、好きなのかも・・・」

そして、あたしは晋助の髪を一撫ですると、再び眠りについた。


それから数分後。
高杉は目を覚ました。

「今の———マジなのか・・・!?」

桃と同じく、彼の顔も真っ赤だったとさ☆