二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 好きだなんて言ってないからっ!【銀魂】オリキャラ募集中! ( No.518 )
- 日時: 2010/05/04 21:25
- 名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: F35/ckfZ)
- 参照: http://id27.fm-p.jp/227/yuu0812/
【第五十六訓:刀とか物騒なモンはしまいなさいっ!!】
「まぁ、俺だってやりたくないんだけどな・・・依頼は依頼だぜ?やらなきゃダメだろーが」
あのー台詞のわりには目が生き生きとしてると思うんですけどー。
アンタ絶対やる気満々だよね!?
・・・ということで
真選組屯所の土方さんの部屋にいます。
「で?何の用だよ」
土方さんが訊く。
え、待って!!コレ、どうやって答えたら正解なんだ!?
ぎ、銀時!!アンタ何か言ってよっ!!
すると銀時はあたしに目配せをしてくる。
「ほぉ、あたしが言えと・・・分かった」
あたしは土方さんを見据える。
・・・こ、これ言ったら絶対クビになるって!!
はわわわわわ・・・どどどど、どうしよォォォォ!!!
ホンマにヤバイって!!あたしテンパるとホンマだめなんやって!!
「・・・ひ、土方さん、死んでください。つか死ねや」
「「・・・はぁ!?」」
あたしの言葉に土方さんはもちろん、銀時まで素っ頓狂な声を上げた。
「ななな、何言ってんのお前!?俺たちで綿密に計画立てただろうが!!全部無駄になっちまったじゃねぇかァァァ!!!」
「そんなん言われても、あたしかて頭真っ白なってまったやもん!!」
あたしと銀時が言い合いをしていると土方さんがおもむろに立ち上がった。
ななな、何する気なんだろ。
「・・・なるほど。俺を殺るつもりだったってか」
「待って!!ちが・・・あ、ちがくはないな。じゃなくて・・・っ!!」
土方さんは部屋の中の押入れから木刀を2本取り出した。
あ、今押入れからめっちゃマヨ見えたんだけど。どんなけ好きなんだってば。
「それなら受けて立ってやろうじゃねぇか。オラ、コレ使え」
そういって土方さんは片方の木刀をあたしに投げた。
え?何、コレ・・・マジなの!?
はわわわわわ・・・どどどど、どうしよォォォォ!!!
ホンマにヤバイって!!あたしテンパるとホンマだめなんやって!!
「あ、このくだりさっきもやったな。いっけね・・・やのうて!!」
「そうだ、桃!そんな大事にまでしたらマズイぞ!!」
銀時がいつ持ってきたのかメガホンを手に大声で言った。
一応、無くても聞こえるから。
あたしは木刀を握り締めた。
「・・・い、嫌やて、あたし!ホンマこういうの向いてへんねんっ!!嫌や、刀とか嫌や!あの銀色の光見ただけで寒気すんねんもん!!マジ恐いよ、マジ恐すぎるって!!殺し合いとか殴り合いとか、しょっ引くとかホンマ無理やーっ!!」
「「お前真選組止めろやァァァ!!!」」
銀時と土方さんの声とともに、あたしの体は綺麗に飛んだ。
「いってーっ!!・・・あたし女子やぞ!?主人公やぞ!?何してくれとんねんっ!!」
フツー殴るか!?マジでありえへんやろ!!
「お前警察だろーが!おもっくそ腰に刀ぶらさげてんじゃねーか!!なのに刀恐いとか、マジなんでやねんだろ!!」
「う、うるさいねん!!・・・もうええわ!!殴り合いでもなんでもやったるで!!かかってきぃやァァァ!!!」
あたしは木刀を構えた。