二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 好きだなんて言ってないからっ!【銀魂】600コメ記念絵UP! ( No.611 )
- 日時: 2010/05/22 20:13
- 名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: MuUNITQw)
- 参照: http://id27.fm-p.jp/227/yuu0812/
【第六十七訓:主人公だからって出番が回ってくるとは限らない】
前回までのあらすじ☆
【担当:坂田銀時】
はーい、どうもー。原作で主人公なのに、なかなか担当が回ってこなかった坂田銀時でーす。
・・・マジでどういうことだよ。おかしくね?グレちゃうぞコノヤロー。
え?あらすじ?・・・あ、すっかり忘れてたわー。
じゃあ、ざっとあらすじいくぞー。
かぶき町で小さな騒ぎを起こした超美人な女、湖詠朱華。
だが、空腹になると動けないと言って朱華は倒れてしまった。
ひとまず屯所の桃の部屋に運ばれた朱華が人探しをしている事を思い出し、桃は協力すると言った。
だが、その人物は桃にも朱華にも因縁のある人物のようで———。
まぁ、こんなもんじゃね?ったくいつになったら俺の出番は来るんだっつーの。
多串君と高杉と俺で、喋り方が被るときがあるからって出番減らされるってどういう事だァ!
少なくとも高杉は作者が溺愛してるし仕方ねぇかなーとか思うけど?
でもさー?多串君は作者のお気に入りでもなんでもないじゃん?みたいな。
どっちかっつーと俺の方が気に入られてるじゃん?みたいな。
だいたいさ、お(ココから先は行の都合により・・・っつーか、いい加減しつこいんでカットしました☆)
・・・な、なんか最強に後味悪いんだけど。
何なんだ今のあらすじ。つか、あらすじって言うより、ただの愚痴じゃんか!みたいな。
———・・・っつーかあらすじの担当が回ってくるだけいいじゃんか。
あたしなんか主人公なのに、作者に忘れられて担当いっつも出来ないんだからさ・・・アハハハ・・・。
あれ・・・なんだか視界が霞んで見えないや。
・・・べ、別に泣いてなんかないから・・・っ。
「桃、涙目になってんぞ。いつ蒼城に出くわすか分かんねぇんだぞ。気ィ抜いてんじゃねェ」
はいはい、分かりましたよ土方さん。
そういえば今は巡察中、っつーよりも師匠探しの途中だったわ。
ちなみに土方さんたちには内緒で黒蝶隊隊士たちは今、『七桜』探しをしている・・・はずだ。
だって、アリスとかいかにも駄菓子屋でアイス食べてそうじゃん?まぁ、彩加がいるから大丈夫だと思うけどさ。
今回はアリスと彩加を含めて8人の隊士に探してもらってる。
流石に全員がサボるということは無いだろう。つか、サボるな。
暫く土方さんたちと巡回を続けていると、向かいの方角から誰かが走ってきた。
帯刀しているという事は、幕僚か・・・攘夷浪士か。
いや、それとも———・・・敵か。
「・・・もっ、桃っ!!」
だが、それは敵ではなかったようで、あたしの名前を呼ぶ声が聞こえた。
その人物は、アリスだった。
かなり走ってきたようで、頬に汗が伝っている。
「どうした、アリス。・・・もしかして、見つかったのか?」
あたしは訊いた。
心臓の脈が速くなる。七桜が見つかれば、あたしは———・・・。
アリスは乱れた息を整える。
「彩加が・・・っ!」
彩加が?どうかしたのか!?
「彩加が・・・斬られた———・・・」
・・・やっぱり雲が無い空は嫌いだ。
何の差し色も無く、ただただ物寂しいだけの、蒼。
それに、いつの日もこの空の時には
「———ロクな事がないな」
あたしは小さく呟いた。