二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 好きだなんて言ってないからっ!【銀魂】桃最大の秘密が遂に!? ( No.656 )
- 日時: 2010/05/30 21:00
- 名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: zc76bp3U)
- 参照: http://id27.fm-p.jp/227/yuu0812/
【第七十六訓:時にはまともなあらすじを】
四体族篇あらすじ☆
【担当:志村新八】
ハイ、今回の担当は僕みたいですね!やっと出番が回ってきて嬉しい限りです。
では、あらすじ行きますね!
かぶき町の路上でナンパされていた謎の美人、湖詠朱華と出会った桃さん。
その時、朱華に頼まれた人物を探していた黒蝶隊のアリスさんから『彩加が斬られた』との情報が入る。
その犯人と思われる人物は、桃さんのお兄さんの七桜さんの特徴に似ていた。
そこから桃さんや土方さん、沖田さんと黒蝶隊達と四体族との戦いが始まった。
そして、現在。
板垣さんや伊藤さんや高杉さん、桂さんなども加わって、後は七桜さんを倒すだけ。
桃さんたちは無事、七桜さんを倒す事が出来るのか!?
なんか久しぶりにまともなあらすじ来たな。
皆もっとまともにやらないと、って事か。
そういえば土方さんと総悟は?
「二人はザキに屯所に運んでもらいました」
ふーん・・・大丈夫かな?
銀時たちもヅラとかいるからいるのかと思ったのに、いないんだな。
「アイツらも来るって言ってたがなァ」
晋助の言葉を遮るように発砲音が響く。
あたしには当たってないが、とっさに誰かが庇ったのか返り血が飛んでいる。
「銀・・・時・・・っ!?」
あたしを庇ったのは、今まで居なかったはずの銀時だった。
「よ、よォ・・・桃・・・っ」
そう、苦しそうに笑ってみせる銀時は痛々しくて。
何故か自然と涙が溜まる。
「そんぐらいで泣いてもらっちゃ困るんだけど」
冷酷なトーンの言葉を発した人物は、さっき神威たちがいたコンテナの上にいた。
その手には二丁の拳銃が握られている。
「「七桜!!」」
あたしと晋助が同時にその人物の名前を口に出した。
・・・って、何で晋助が知ってるわけ?
「俺、鬼兵隊総督補佐なんだよ。ねぇ、杉さん?」
七桜は薄く笑う。
「あぁ。桃はコイツとどういう関係なんだ?」
あたしと七桜の関係?
あったとしたら『無関係』だな。
「何言ってんの、桃ちゃん」
ちゃん付けするな、気色悪い。
言ってるだろ?お前が嫌いなんだよ!昔から!
「いいじゃん、別に。っていうか、お兄ちゃんにそんな言葉遣いしないでよ」
「え、お前達兄弟なのか?」
・・・ヅラ、黙っててくれるかな?
コイツと一緒にしないでくれます?大嫌いだっつってんだろうが!!
「何でそんなに俺の事嫌うんだよ。小さい頃からそうじゃんかよ」
そんなの決まってるじゃんか。
「お前の全てが嫌い」
四体族の本能に生きてるところとか。
彩加斬っちゃうところとか。
銀時撃っちゃうところとか。
それを、全く悪びれないところとか。
ホント、嫌い。大っ嫌い。
「———あたしがその腐った根性叩きなおしてやるよ」
あたしの言葉に七桜は笑う。
「やれるモンならやってみなよ」
そして、挑発的な表情になって、
「———桃に俺は倒せないから」
そう言って、七桜は拳銃を仕舞い刀を鞘から抜いた。
その銀色の光は、四体族の本能を掻き立てる。
本能が
———騒ぐ。