二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 好きだなんて言ってないからっ!【銀魂】 ( No.66 )
- 日時: 2010/03/15 19:58
- 名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: kphB4geJ)
- 参照: http://id45.fm-p.jp/347/yuu0626/
【第十二訓:差し伸べてくれるのは、】
その時、いきなり肩に手をかけられて、かなり動揺してしまったあたしの指から、弧を描いて手錠が月夜を背景にフライングっっ!!
・・・そして、高杉の手の上に見事に着地。
「・・・う、嘘だろ。いやぁ、ないだろ。流石にコレは。だってこんなんじゃギャグマンガみたいじゃんか。あ、あは・・・あははは・・・」
あたし、今の自分の表情分かりますよ。
アレでしょ、あんな感じ!!・・・あ〜っ!!もうわかんないっっ!!
「ハイ、土萌逮捕ォー」
その言葉と同時に、あたしの手首には手錠が。
・・・マジで?あたし警察なんだけど。
するとタイミングよく、ヘッドフォンをつけたバイクに乗った男が、あたしたちの前に止まった。
・・・あれ?コイツ・・・何処かで見たことあるような・・・
「あ、もしかしてアンタ、河上万斉っっ!?」
「そうでござるが」
やっぱり・・・。そういえば、鬼兵隊のリストに載ってたな。
くっそー・・・手錠さえなければ捕まえられたのにっっ!!
後で土方さんと総悟になんていわれるか・・・。
「じゃあ、万斉。行ってくれ」
「分かったでござる」
高杉はあたしを軽々と持ち上げた。
あのー、いわゆる・・・
「・・・ちょ、ちょっと!!離せ、バカ!降ろせーっっ!!」
・・・お、お姫様抱っこ・・・っつーヤツで。
抵抗するあたしもやっぱり男の力には勝てず、
「・・・まァ、男は男でもチビやけどなァ」
「———・・・殺すぞ、狂夜」
でも否定は出来ないだろーが。
・・・えっと、どこまで言ったっけ・・・。
あぁ、思い出した。
抵抗するあたしもやっぱり男の力には勝てず、万斉の
バイクに高杉に抱えられながら乗るという、超危険な感じで移動する事になってしまった。
「あ、あれ?師匠はどうやって移動するんですか?」
でも、今まで師匠が乗り物系乗ってるの見たことないから、免許取ってないのかもな。
「俺は大丈夫や。・・・あ、移動の方法は、毎度お馴染みの企業秘密やぞ」
なんか昔から師匠って謎だよなぁー。
っていうか、毎度お馴染みとか言えるほど出てませんよね?
「・・・じゃあ、土萌。出発すっからしっかり捕まっとけよ?」
いや、あたしが捕まらなくても高杉がしっかり抱き寄せて固定してるじゃない。
あたしも身長低いから、さっきからアンタの鎖骨の辺りに顔当たってて痛いんだけど。
「まァいいじゃねぇか。どうせもうすぐで着くんだからよォ」