二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 好きだなんて言ってないからっ!【銀魂】四体族篇完結! ( No.680 )
- 日時: 2010/06/03 18:36
- 名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: 9Lm4tTYu)
【第八十二訓:イエッフーなんて浮かれても今回ぐらいはいいよね☆】
次、みなさんお待ちかね(!?)晋助君のターンっ☆
【ストーリー:高杉晋助】
『そんな4人の方程式。』
あたしこと土萌桃は、一人教室の窓辺でたそがれていた。
「私、晋助のことが好きなんだ・・・っ!」
親友のガッキー(※新垣●衣ちゃんではありません)が
そう、あたしに告げたのは今から数分前のこと。
あたしとガッキーと晋助、そしてザキは幼馴染。
だからガッキーもあたしも、晋助のことなんてただの友達ぐらいにしか思ってなかったはずなのに・・・。
ガッキーは顔も性格も可愛い。
運動も勉強もできる。ちょっと、いろいろと音痴だけどそれがまた可愛さに拍車をかけている。
そんなガッキーだったら晋助もOKするだろう。
あたしはガッキーが大好きだから、成功したらいいなと思うけど・・・。
どうしてだろ———・・・
頬を伝う涙が止まらない———・・・っ。
あたし、晋助のこと・・・好きだったみたいだな。
気付いたとたん、もう遅いなんてホント、
「・・・バカみたい」
そんな時、背中にぬくもりを感じた。
あたしは急いで涙を拭う。
「桃」
声の主はザキだった。
そして、ザキはあたしの腕を掴んで引きよせた。
反射的に視線を床に落とす。
「・・・泣きたきゃ泣けばいいだろ?」
ザキの温かい声があたしの頭に落ちる。
「俺は笑ってる桃でも、泣いてる桃でも・・・晋助のことが好きな桃でも好きだからさ」
ザキ・・・気づいてたんだ。
そう言ってあたしの背中を押してくれるザキが、大好きだ。
でも、あたしが本当に好きなのは・・・
「ありがとね、ザキっ!!」
あたしは、あいつのもとへ走る。
—☆END☆—
「よし、完璧☆」
どこがじゃボケェェェェェ!!
あたしは晋助に見事なフォームでとび蹴りをかました。
何であたしがアンタなんかに片思いしなきゃなんねぇんだァァ!!
マジふざけんなよ!?
しかもタイトル、パクったよな!?夕詠のでそういう小説あるよね!?
・・・っつーか、アンタらこんな話じゃ却下されるぞ。どうすんだコラ。
「いいんじゃねーの?どうせ嘘なんだし」
そっか、銀時。確かにアンタの言うとおりだわー。
ヅラと晋助も頷いている。
そこに誰かが万事屋の玄関からダッシュしてきた。
おーい、シャトルランまだ始まったばっかだから。
そんなに急がなくても全然間に合うから。
「・・・って、シャトルランじゃねぇよォォォ!!」
入ってきたのは新八君だった。
お、新八君。そんなに急いでどうしたの?
「どうしたもこうしたもねぇよ!聞き逃せない話が聞こえてきたもんで来たんだよ!!」
へー暇なの?
「名台詞が『あー・・・暇』の人にいわれたくねぇよ!それより、嘘ってどういうことですか!?」
あ、それ?そのまんまの意味だけど。
「新八君、君も日本語ぐらい勉強したほうがいいぞ」
「・・・あえて、スルーする事にします。それって、書籍化自体全部・・・」
「「「「嘘☆」」」」
あたしたちが綺麗にハモる。
だって、よく考えてみなよ新八君。
こんなクソ小説が書籍化するんだったら、ほかのも全部してるっつーの。
「何、新八お前もしかして・・・信じて・・・ププッ!」
「銀さん、心臓刺していいですか?」
おまわりさーん、ここに犯行予告してる子いるんですけどー!・・・ってあたしがおまわりさんじゃんか。
っていうことで、これは全部嘘ですよー。
文句は全て『鬼兵隊 高杉晋助』まで・・・
「オイ!桃何言ってやがる!!文句は全て『攘夷浪士 桂小太郎』まで・・・」
晋助の言葉に反応したヅラが晋助を睨んだ。
「高杉、いい加減にしろ。文句は全て『万事屋 坂田銀時』まで・・・」
ヅラが言うと、銀時がヅラの胸倉を掴んで、
「ヅラ、テメーふざけんなよ?文句は全て『万事屋 志村新八』までおねがいしまーす」
最後までいった銀時が黒い笑みを浮かべる。
あ、あて先はこちらでーす。
〒***-****
かぶき町 万事屋
志村新八
『おい、テメー!すっかりだまされちまったじゃねぇか!責任とれやコノヤロォォォォ!!』係
「・・・って、マジで僕の役目なのォォォォ!?」
すみませんでしたby夕詠