二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 好きだなんて言ってないからっ!【銀魂】四体族篇完結! ( No.692 )
- 日時: 2010/06/05 14:59
- 名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: 9UBkiEuR)
- 参照: http://id27.fm-p.jp/227/yuu0812/
【第八十四訓:やるなら今しかねーZURA やるなら今しかねーZURA 攘夷がJOY!JOYが攘夷! ふざけたYOUに俺が天誅!・・・山梨の方言にリアルに『〜ずら』ってあるんですけどォォ!】
「どうにかして、ヅラみたいに攘夷を広められればなー・・・」
板垣はかぶき町の道を、そう呟きながら歩いていた。
っていうか、幕府勤めがそんなこと言ってていいのかよ!!
「———なら、」
路地に差し掛かったその時、声が聞こえた。
板垣は路地を見る。
「わっちが手伝ってやろうか?」
そこには見覚えのある女が壁にもたれて立っていた。
板垣は、思い出したようにハッとする。
桃色の方につかないぐらいのストレートヘアに左目の眼帯。
「お前は———・・・!!」
「久しぶりじゃのう、ガッキー。お前の思っている通り、わっちは『百華』の頭、月詠の妹・『桜桃組』北条星詠」
そう言って、星詠は不適に笑った。
「ごめんくださーい」
あたしが暇だったので屯所で昼寝をしていると、呼び鈴が鳴った。
っつーか、屯所にそんなもんあったっけ?
「はーい、どいつ様だコラー」
「土萌隊長、それ間違ってます」
あ、ザキ。久しぶりだな。
多分これから出番増えるぞ。夕詠にザキブームがきてるからさっ。
「マジですか!?」
うん、よかったな。
っつーか、客人の相手しないと。面倒だけど。
「ダメですよ、そんなこと言っちゃ。それに客を待たせるのも良くないですよ」
そうだけどさぁ。
「いや、大丈夫だ。私達は別に待ってなんぞいないからな」
いきなり、隣の部屋から声がして中を見ると、見知らぬ人たちが我が物顔で座っていた。
「「・・・お前ら、誰だァァァァ!?」」
あたしとザキがハモると、その人たちのリーダー格っぽい方につかないぐらいの黒髪に蒼い瞳の人が、
「私達は真選組の隣に引っ越した、同じく幕府の武装警察『桜桃組』というものだ。私は局長の小林咲夜。・・・お前らも自己紹介しろ」
小林さん、という人がそう言うと後ろの人たちが頷く。
この小林さんが桜桃組の近藤さんポジションなワケか。
すると、紫の長い髪を前髪と上の方の髪だけを結った切れ長の黒目が印象的な美人さんが、
「俺は桜桃組副長、菊池桜華」
・・・あ、それだけ?
っつーか、めっちゃ美人さんなのに一人称『俺』!?
意外だわー。
次は菊池さんの隣に座っていた、亜麻色の毛先だけクセ毛のロングヘアに水色の目のアホ毛ちゃんが口を開いた。
「あたしは桜桃組総長の真田ゆりでさァ!よろしくお願いしまさァ」
ゆりちゃん、可愛くて超好印象だけど・・・何で江戸っ子口調なんだ。
「あ、コレは昔、総悟があたしの教育係やってて・・・うつっちまったみたいでィ」
そういって、ゆりちゃんは笑った。
「あともう一人紹介したい奴がいたんだが・・・ちょっとどこかに行っていてな」
ふーん・・・まぁいいんじゃない?
しばらくして小林さんたちは桜桃組屯所に帰宅。
あたしは、暇だったので何となくガッキー&ヅラ宅に泊まらせてもらう事にした。
そして夜、瞼を閉じて夢の世界へダイブ☆したのだった。
・・・朝と共にあんな騒動が起きるとは知るよしも無かった。