二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 好きだなんて言ってないからっ!【銀魂】アンケート実施中! ( No.750 )
日時: 2010/07/02 17:33
名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: 0i4ZKgtH)
参照: http://koebu.com/live/ch64918

【第八十七訓:土方さんじゃないマヨラップだYO!】



前回までのあらすじ☆
【担当:山崎退】

え?今回の担当、俺なんですか!?
まだ土萌隊長も副長も沖田隊長もやってないのに。
・・・作者のお気に入りキャラって素晴らしいね。
あ、あらすじやらないと!

徐々に感染者を増やしていく『ラップウイルス』。
その猛威は遂に、我らが新撰組局長、近藤勲にまで達していた。
読者的に、次に感染が疑われるのは副長みたいだけど・・・ダイレクトに書かれちゃうとやり辛いよね。



「どうやらダメだったようだな」

あたしの後ろで銀時が苦笑いした。

「とりあえずゴリラは多串君にでも頼む?」

それもそうだな。土方さんに押し付けよう。
・・・というわけで、あたしと銀時は土方さんの部屋に向かうのだった。



そして到着。
あたしは部屋の障子に手をかけて、動作を止めた。
だってもう、読者の皆さんも分かってるじゃん?
どうせマヨラップなんだろ?みたいな。
しかもコメントに書かれちゃってるからさ。



「「あ、開けづれェ・・・」」

あたしと銀時は同時に呟いた。
でもさ、開けないと話し進まないからさ。
開けよう、銀時。

「・・・ったく、しょうがねぇな」

障子にかかった手の動作を復活させようかと思ったその時、部屋の中から軽快なリズムが聞こえてきた。
もう、無駄にモノローグを使うのも面倒なので障子を開けた。

あたしと銀時の視界に入ったのは斜めに被ったM印の帽子、パー・・・以下略。






———・・・では無かった。



黒いフォーマルスーツに黒い靴、そしてシルクハット。
しかもその体は、台の上に載っていて。

「土方さん、ソレ・・・」

あたしは何の衣装なのか良く分からないまま呟く。
すると、土方さんがあたしたちのほうを向いた。

「土方さんじゃない」

あ、そのくだりは同じなんだ。

「ヒジカタップです」

・・・ヒジカタップ?

「「———・・・な、」」







「「何だよそれェェェェェ!!!」」

あたしと銀時のツッコミが部屋の中に響いた。
ヒジカタップって何だよ!!
・・・あ、あれか!
『タップダンス』のタップか!?

「そうですよ」

土方さんが言う。
何で喋り方が丁寧になってるんだよ!やり辛いじゃんかよ!

つーかヒジカタップだったら、タップダンス出来るの?

「で、出来ますよ」

おもっくそどもってるじゃねぇか!!
しかも、タップダンスやってるつもりなんだろうけど出来てないからね!?
それ、俗に言う地団駄だから!!

「っていうか、何で多串君だけまったく別のウイルスに感染してんだ?」

・・・あ、あれだよ。

「マヨネーズの食いすぎ」






「———どんなオチだァァァァァ!!!!」

銀時の声は新撰組屯所にエコーした。