二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 好きだなんて言ってないからっ!【銀魂】アンケート実施中! ( No.773 )
日時: 2010/08/03 23:35
名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: DvB6/ADf)
参照: http://koebu.com/live/ch64918

【第九十訓:蒼ノ天】



「俺の名前は、」







「蒼城颯夜、ですー」






・・・ん?


「そ、蒼城ォォォォォォ!?」

・・・蒼城って、アレ?
何か聞いたことあるんだけど。
でも気のせいだと信じたいんだけど!!
有り触れた名字じゃないけど、名字が被る事だってあるもんねー・・・。

って、そうじゃないだろォォォォ!!!

アレ?何で自分に自分でツッコんでんの!?
やばい、ついにおかしくなっちゃった?
い、いや、違うから!!テンパってるだけだから!!
っていうか、まだ師匠と何か関係があるって決まった事じゃないじゃんか!
まだ希望はあ・・・

「弟ですー」

———・・・あ、そうなんですか☆
で、でもさ、師匠の弟なら関西弁のイメージがあるんだけ・・・

「地の喋りはこないな喋りですよー。そういえば桃さんも関西弁喋らはりましたっけー?」

———・・・あ、バリバリの関西弁なんですね☆
むしろ師匠より関西弁だよ。
やっぱり完璧に師匠の弟だよ、この人。
でも、あたしまだ顔見てないんだよなー。

やっぱりキツネ顔なのかな?
ちょっと、振り返っていい?

「お好きにどーぞー」

じゃあお言葉に甘えて。
イキナリ、ブスっ!!とかやめてよ?

あたしはゆっくりと後ろを振り返る。
念の為、刀の柄に右手を置いて。

「兄貴とは全然、似てませんでしょう?桃さんと七桜さんは結構似てはりますけどねー」

うん、確かに似てないなぁ。
っていうか、似てる似てないの問題じゃなくてさ、大きな蒼い目、華奢で小さい体。そして栗色の猫っ毛———・・・に、



「ネ、ネコミミが見えるんだけど」



どういう事だァァァ!!!