二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 「鎌を持てない死神の話」 ボーカロイド小説 ( No.16 )
日時: 2010/03/12 21:24
名前: みぁ (ID: C2X31cwX)

〜第6章〜


「おはよう」

少年はできるだけ笑顔を作って少女にあいさつをした。

「おはよう・・・」

少女は少し疲れているようだった。

「昨日はごめんなさい、あんな事いって・・・」

少女は昨日の事を気にしているようだった。

「そんな、謝らなくてもいいってば」

「そんな・・・、でもやっぱり気になるの・・・」

少女は控え気味にそういった。

少年は、言おうと思った。

ここで嘘をついたら、後悔しそうな気がして・・・。

「僕は、死神なんだ・・・」

そういった時、開いていた窓から、さわやかな風が吹いて二人の頬を掠めた。


〜第6章終了〜