二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 「鎌を持てない死神の話」 ボーカロイド小説 ( No.7 )
日時: 2010/03/10 20:34
名前: 音 ◆fpcvJMKcxg (ID: f7lRTJvX)

三章

…きっとこの子も、僕と同じ
孤独で、哀しい存在

僕のような死神で良ければ…
友達になってあげましょう

(…友達になるのは別にいいけど、仕事はちゃんとしろよ)



(…解ってるよ。そんなこと。)


そう語りかけたが、本当は、少し「死なせたくない」と言う気持ちがあった。…否、死神にはあってはならない思いだ。


「…街に出る?」


黒い服が、騒がしい街を行く


白い綺麗な娘の手を引いて。


残された時は…


「君は、幸せですか?」


聞こえたのか聞こえていないのか、少女は綺麗に笑った。


白い少女を連れた死神が見つけたのは、可愛らしい銀の首飾り。

(…この子に、良く似合いそうだ)

首飾りを渡したのは死神。受け取ったのは少女。


彼女の死は、もうすぐそこ——


〜〜〜〜〜〜〜〜
Q・これは小説か
A・いいえ、違います(じゃあ何だ)。