二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 白銀龍の娘と心の闇 ( No.11 )
日時: 2010/03/15 08:43
名前: めろこ ◆kHnLLbpars (ID: ct0d6aAp)
参照: 10話・・・恐怖と救いと・・・

ツェリは、一歩ずつ、、後ろに下がる。

ツェリ(誰か・・・助けて!!)

警備の近衛兵6名が、運よく通る。

近衛兵達「「貴様、何者だ!」」

盗賊「あんたに、関係ないね・・・こいつを
   売り飛ばしてやるんだよ。金に、なるぜ。」

ツェリを、その言葉が再び恐怖で包み込む・・・
ツェリの表情は、真っ青になり、ガクガクと、ふるえ
ている。

近衛兵「盗賊王のレイルだな。捕縛せよ。」

盗賊の周りを近衛兵が、固めて、レイルは、捕縛され
術により、そのまま皇宮の地下深くにある炎の牢獄に
送られた。

レイル「おぼえてろ!!」

レイルが、送られた瞬間、緊張の糸が切れて、ツェリは、気を失い、倒れそうになっている所を、駆け付けたシエルに、支えられた。

近衛兵「皇太子殿下・・・」

シエル「何が、あった?・・・」

近衛兵「警備の最中、指名手配中の盗賊王レイルが、
    現れ、この女生徒をさらい、闇の市場に、
    売ろうとしていましたが、捕えて、
    炎の牢獄に送りました・・・。」

シエル「そうか・・・」

レオン「ツェリ、、。」

シエル「君は、何をやっているんだ!!
    夜に女性を一人で行かせるとは・・・」

レオン「すみません・・・皇太子殿下・・・。」

レオンは、頭を下げ一礼している。

シエル「父上・・・」

皇帝「シエル、、そのまま保護せよ。皇宮の一室に、
   住まわせればよい。」

シエル「わかりました。」

----------皇宮内の一室

シエルにより、部屋の寝室に、ツェリは寝かせられた。
ツェリは、気を失ってなお、悪夢を見ていて目を、
なかなか、覚まさない・・・。

--------夕刻

シエル「目を覚ましたか?・・・彼女は。」

メイド「悪夢を見ているようで、なかなか目を覚まさ
    れません。・・・」(涙)

シエル「そうか・・。」

ベットの横に、椅子が置かれた。
シエルは、その椅子に座り、ツェリの片手を、両手
を握っている。
3日経つが、目を覚まさなかった・・・

メイド「シエルサマ、毎日のように通われているわ」

メイド「そうよね、、シエルサマの思い人かしら。」

そして、ツェリは、それから3日後の昼・・・・
目を覚ました。

ツェリ「ここは・・・」

メイド「ここは、皇宮の一室でございます。陛下の
    命により、貴女様は保護されました。」

一人のメイドは、シエルに知らせるため、急いで向かう・・・。

ツェリ「私は、これからどうなるんでしょうか?」

メイド「上からは、貴女様は、ここで暮らすようにと
    伺っていますが、殿下より詳しいお話が聞け
    ると、思われます。」

------バタンッ

勢いよく、ドアが開き、次の瞬間、シエルが、入って
来ると、シエルは、起き上がっているツェリを、
抱きしめた。

シエル「よかった・・君は約一週間も、ベットに寝て
    いて、なかなか目を覚まさなかったんだ。」

シエル「君は、私が守る。」

メイド「殿下は、ずっと貴女様について
    おられました。」

ツェリ「ずっと・・・」(涙)

シエル「ずっと、ここにいてほしい・・・ツェリ」

ツェリ「はい、、わかりました・・。」