二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 白銀龍の娘と心の闇 ( No.16 )
日時: 2010/03/17 10:57
名前: めろこ ◆kHnLLbpars (ID: ct0d6aAp)
参照: 15話・・・浮気と後悔。

双子を産んでから、ツェリは、体調を戻すと
参謀を呼び、優秀な補佐官がほしいと言った。

参謀「皇妃様、わかりました。では、私がお勧め
   する者を2名連れてまいりましょう。  」

ツェリ「わかりましたわ、私は、今からお花を供えに
    まいりますので、2時間後に来て下さいな。
    午後でもかまいませんわ・・・」

参謀「では、午後に。」

ツェリは、花束を持つとメイド達と共に王族の墓に
向かい、花束を供え、祈りをささげた・・・。

総近衛騎士長「皇妃様、隣よろしいでしょうか?」

ツェリ「どうぞ・・・」

------30分後

ツェリ「私は、先に戻ります。シエルと約束がある
    ので、失礼しますね。」

そう言うと、ツェリは、メイド達と部屋に戻り、
乳母と双子をつれ、シエルの元へ向かった。

------シエルの部屋前・・・。

■「だめですわ。皇妃様がいらっしゃる時間ですわ。
  ばれたら、皇帝陛下にもお叱りを受けますわ」

シエル「そうだったね。君は仕事に戻ると良い。」

ツェリ「・・・。」

メイド「皇妃様・・・。」

ツェリ「部屋に戻りましょう。気が失せたわ・・・。
    シエルには、今日、明日いそがしいので、
    会えないと伝えて下さいな。・・・・・・」

メイド「わかりました。」

皇妃「このまま、皇帝陛下の元へ行きますわ。」

------皇帝の部屋・・。

参謀「皇妃様が双子皇子を連れてお見えです。」

皇帝「すぐに、通せ。」

扉を閉めた。

ツェリ「突然の訪問、お許し下さいませ。陛下・・」

皇帝「陛下ではなく、父上様で良い・・・」

ツェリ「わかりましたわ。父上様。」

皇帝「珍しいな。今の時間は、いつもシエルと、
   過ごす時間ではないか?」

ツェリ「シエル様は、側室の方といますわ。声が
    聞こえましたもの。ねぇ、副メイド長。」

副メイド長「はい、皇妃様。はっきりと聞こえ
      ました。間違いございまえません。」

皇帝「・・・前代未聞だ。シエルめ・・・!!」

参謀「今までの歴史の中で、側室を迎えられた皇帝、
   皇太子はいません。もう一つの世界の皇族
   でも、そのような事は、ありえませんでした」

皇帝「かわいそうに、ツェリ・・・。私が、力に
   なろう。」

ツェリ「シエル様に、裏切られた気持ちです。
    私は、出会ったその時から、シエル様に、
    信頼を寄せ、愛しておりましたわ。」(涙)

皇帝「いつでも、来ると良い。相談に乗ろう・・」

ツェリ「気持ちがすっきりいたしましたわ。父上様」

皇帝「それは、良かった。」

シエル「ツェリ・・・父上。」

皇帝「ツェリ皇妃に会うことを、シエル。禁ずる!
   良いな?お前は、前代未聞の行動をした。」

シエル「そればかりは、、お許しを!!」

皇帝「私が、知らぬとでも思ったか?」

ツェリ「ルクシス、ルクセス、お部屋に戻りましょう
    ね・・。」(^^

双子「「あう〜」」

双子は、キャッキャと、笑っている。

シエル「ツェリ、許してくれ。」

ツェリ「その女性を、皇宮から、追い出して下さい
    ませ。出入りも禁じて。・・・・・
    2週間反省して下さいな。」(涙目)

ツェリは、双子、乳母、メイド達を引き連れ、
その場を去った。

皇帝「参謀、、。」

参謀「騎士2名に、命じて、その娘を捕え、水牢に
   つないであります。」

皇帝「始末をしろ。その娘の一族全員を残らずな。」

参謀「ひそかに、ですね・・・。」

皇帝「もちろんだ。・・・シエル、、わかっている
   な。成人の日に、家督書を渡し、書いてあった
   はずだ。皇妃を裏切り、悲しませ、死なせたら
   皇族から、追放され、地位も失う。とな・・」

シエル「はい・・・。」

皇帝「闇の歴史を知っているだろうに。今では、
   この皇宮内、そして国民にもツェリは皇妃と
   認められている・・・。」

シエル「はい・・・。気を引き締めます。父上・・」

それからというもの、皇太子殿下が皇妃様を裏切った
という噂がながれた。・・・