二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 白銀龍の娘と心の闇 ( No.26 )
日時: 2010/03/22 00:31
名前: めろこ ◆kHnLLbpars (ID: ct0d6aAp)
参照: 23話・・・普段、怒らない人は怒らせると、怖い^^;

シエラ「ふふふ〜ん♪」

エルス「例の計画、やるのね・・・」

セシル「私、知らないわよ・・・。」

シエラ「だって、お母様の怒った姿は、見たことない
    って、お父様も、お兄様方も、言っていた
    もの・・・。」

エルス「お母様、生まれたばかりの双子のルノンと
    ルノスばかり、相手をするんですもの。」

セシル「私達もう12歳よ。・・・」

シエラ「セシルは、悔しくないの?」

セシル「だって、弟が欲しかったんですもの。」

シエラ「ん・・?前に妹が欲しいって・・・」

セシル「考え、変わったの・・。」

-----夕方・・

エルス「シエラ、どうする?・・・いつまで
    バラ園にいるの?」

シエラ「もう、ちょっと・・・。」

エルス「寒い・・の」

---その頃。

ツェリ「シエラとエルスは、見つかりましたか?」

騎士「いいえ、今だ見つかりません・・。」

ツェリ「必ず見つけるのです。春とはいえ、まだ
    冷えます・・・。」

ルクセス「母上、落ち付いて下さい。・・・」

ルクシス「そうですよ。母上。」

ツェリ「そうですわね・・・。」

騎士「バラ園の迷路の中に、隠れていらっしゃい
   ました。」

シエラ「ごめんなさい。お母様・・」

エルス「ごめんなさい・・・」

ツェリは、腰を低くし2人を抱きしめた。

ツェリ「けがは?傷は?ないのね・・無事で
    良かったわ。」

シエル「シエラ、エルス!!」

2人は、謝った。

シエルは、2人にビンタをした。

2人は、泣きながら、謝っている。

シエル「怪我をしたら、大怪我をしたら、どうする
    つもりでいたんだ!!・・・心臓に悪い、
    心配させないでくれ、エルス、シエラ・・」

セシル「う〜ん・・・」

ルクシス「セシル?」

セシル「2人は、お母様にかまって欲しかったダケ
    なの・・。怒らないで・・・。」

シエル「ツェリは、普段、昼間相手にできない分、
    いつも、お前達のために、お菓子を作って
    お前たちの健康、体調を気にしているぞ。
    ルクシス、ルクセスが生まれてから、ずっと
    作り続けている。熱をだして、看病をしてい    たのは、ツェリだ。」

ツェリ「シエル、それは、秘密ですわ。」

ルクセス達「「「母上・・・」」」(涙)

ツェリ「私は、貴方達がいくつに、なっても、
    何歳になっても、私は表では、皇后でも
    あなた達の前では母親でしかないのですよ。
    そして、私の前では貴方達は、愛しい子供
    ですのよ?」

ルクシスは、ツェリに抱きついた。

ルクセスや、シエラ達も・・・。

ツェリは、ほほ笑み、一人一人の頭を撫でた。

ツェリ「さて、エルス・・シエラ・・・」(冷笑)

シエル「ツェリ?・・・」

ツェリ「皆に・・・心配、させました・・わよね?」

2人「「お母・・・様?」」

ツェリ「こちらに、いらっしゃい・・・」^^

片手で、2人の首のすそを持つと、寝室に入って
行った・・。

シエル「ツェリが本気で怒っている・・」(真っ青)

----10分後・・・

「「きゃ---------」」

最初に、2人がふら付きながら、真っ青な顔をして出てきた・・・

エルス「お母様を、本気で怒らせてはいけない・・」

シエラ「うん・・お父様に、怒られているときと
    同じように、怖い・・。」

ツェリも出てきた。

ツェリは、にっこりとほほ笑んでいる・・・
それ以来、2人いや・・・子供達は、心の中で
”母上を本気で怒らせてはいけない”と
誓ったのである・・・

世にいう、<普段怒らない人はこわい>と・・・・