二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 怪談レストラン 裏物語 オリジナル怪談募集 ( No.5 )
- 日時: 2010/03/11 16:11
- 名前: 【涼太】 (ID: wetqViQy)
【殺戮・戦い・救世主】
〜屋敷・3階〜
正彦とゲッシュはミラが殺されたことをラベスタとスランに話した。そして夜明けまでの数時間、ここで警戒態勢でいるか、それとも今からこの屋敷から出るかというのを話し合った。
15分ほど話し合い、この屋敷に留まることにした。理由は殺人犯がもう出ている可能性があるのと、もしここにまだいるのなら4人でその殺人犯を捕まえるとゆう理由からだった。
正彦は単独で屋敷内を調査した。この屋敷にはミラ以外の死体はないかを調査するためだ。しかし、この屋敷を詳しく調査しても多少壁やら床に血がこびりついているだけで、死体は見つからなかった。
正彦「くそ・・・・。でも、殺人犯に殺されなかったことだけでもいいとするか。ここは一旦戻るか」
正彦がラベスタがいるところに戻ると少々騒がしくなっていた。正彦が見たのは、暴れているスランをラベスタとゲッシュがそれを沈めようとしている。正彦は急いでラベスタがいるところに向かった。そして、スランを抑えながらゲッシュに話し出した。
正彦「おいっゲッシュ。これはどうゆうことだ?スランは何か変なものでも食ったか?」
ゲッシュ「いや。こいつさっきから『ここには魔物がいる!!すぐに出て行かないとお前ら殺されるぞ!!』の一点張りさ」
正彦「なるほど。恐怖からの暴走状態か」
ゲッシュ「それに仲間だったミラが殺されたことで余計に暴走してんだよ」
正彦「じゃあさっさと鎮めよう・・・ってうおっ!」
正彦、ラベスタ、ゲッシュはスランの怪力で吹き飛ばされ、床に体を打ち付けてしまった。そして、スランは床にあいてあった武器の中からピストルを取り出した。
正彦「っておいおい・・・コリャ暴走じゃなくて乱心じゃねぇか・・」
そして、スランが持っているピストルの銃口は立ち上がろうとしている正彦のでこをめがげていた。
スランがピストルの銃口が正彦のでこをめがけて絶体絶命だというのに、正彦は全く別のことで背筋に冷や汗が出ているのを感じた。しかし、何故冷や汗が出ているのかわからなかった。
銃口をめがけてすぐ放てばいいのに、時間がけっこう掛かっているなと正彦は思い、スランを顔を見ると、スランは正彦ではなくその後ろを歯をならしながら見ていた。しかもラベスタとゲッシュもその方向を見ている。
正彦はスランが見ている方向を見ようとして後ろを見るとそこに何かがいた。
一瞬、人がいると思った。しかしよく見ると人ではなかった。そいつは肌は深い赤色で上半身は何も着ていないが真っ赤な血がけっこうこびりついている。顔はかなりシンプルな兜で覆われていて見えないが口は見えた。歯は元鋭い白い歯と思うが、今は血がかなりついている。その兜には目の部分が空いているが、よく目は見えない。右手には刀を持っている。
その謎の人物(こいつが人だったらの話だが)はいきなり息を大きく吸った。そしてここ一帯に咆哮が轟いた。
正彦はこれは咆哮とゆうよりも衝撃波に近かった。屋敷の壁が傷がついてきている。するとビシャッ!っと何かが破裂する音が聞こえた。
その音がした方向を見ているとスランの頭がなくなっていた。そして大量の血が吹いてた。つまりさっきの音はスランの頭が破裂した音だったのだ。
正彦「・・・・・こりゃ・・・やばいぞ・・」
正彦は急に立ち上がりゲッシュとラベスタも乱暴に起こし、屋敷の玄関を目指して走り出した(3人は忘れないように武器を持って)。
3人が必死に走っている一方、その生物はゆっくり歩いて追いかけていた。
2階、1階と急いで降りて3人が玄関前に到着し、出ようとした。しかし玄関は開かなかった。そして、3人の後ろからその生物は追いついてきた。
ゲッシュと正彦は玄関を開けるのを諦め、その生物にライフルとピストルを放った。しかし、その生物は体にポップコーンが当たったかのように全く効いてない。
すると、ラベスタが手にナイフを持ち、生物に向かって走り出した。
ラベスタのナイフをその生物は簡単に避け、その生物はラベスタの顔めがけて息を吹いた。そう、息をラベスタに向かって吹きかけただけだ。
その瞬間、ラベスタの大きな叫び声が聞こえたかと思うと、ラベスタはその場でゆっくりと倒れた。
正彦とゲッシュはラベスタめがけて走った。そして、ラベスタに集中していてその生物が2人めがけて刀を振り上げているのに気づいてなかった。
正彦とゲッシュは市を確信したと思った瞬間、3つのことが起こった。
まず屋敷の玄関から車が突っ込んできたこと。2つ目はその車に乗っていた誰かが生物めがけて銃を撃ったこと。そして3つ目は正彦たちが撃った弾は効かなかったのに、誰かが撃ったこの弾はその生物に聞いて、10メートルほど吹き飛んだことだ。
そして、車から2人の男性が降りてきた。どうやら2人は何か話していた。
??「おい見ろ。人がいるぞ。1人は倒れているが2人はちゃんと生きているぞ」
??「よくあの『狂戦士』から殺されなかったな」
狂戦士?正彦とゲッシュは同じ疑問を持った。そして正彦は男性2人に話し出した。
正彦「おいっ!お前ら誰だよ!?であの化物みたいな生き物のことを知っているのかよ?」
そして、その男性2人のうち1人が話し出した。
ラック「ああ、俺はラック。こっちは弟のバクスだ。で、俺たちはお前が化物といった『狂戦士』について知っている」
バクス「さ、君達2人はその倒れている女性を連れてこっちに来てくれ」
ラック「さ、この『狂戦士』は俺達に任せてお前らはその重傷者連れてバクスに守ってもらえ」
正彦「え?き、狂戦士?それにお前らが誰かわからないのに守ってやるだぁ!?」
ゲッシュ「まぁ、この変な生き物をこいつに任せて俺らは守ってもらいましょうかね」
正彦「・・・・おまえはFBIの誇りはないのか?」
続く