二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 怪談レストラン 裏物語 オリジナル怪談募集 ( No.7 )
- 日時: 2010/03/11 16:17
- 名前: 【涼太】 (ID: wetqViQy)
【虐殺を止める!】
俺、ラック・ブレイスは弟のブレイスと共に大急ぎでロシアに来た。俺は18歳の頃、ロシアに来てあまりの寒さで4日間熱を出したことを覚えている。あと弟はバナナで釘を打ちつける実験をしたことを覚えている。
ロシアの町は空から降る雪、家の屋根にある雪と道路に積もる雪、ロシアの人々が寒さをしのぐために着た服に雪が少しついていて、まさしく銀世界だ。
そう、昔は・・・
今は雪は降っていない。それならいい。だが、前に来たときと違うのは、多くの人々が逃げまとっている。悲鳴と叫びが多くこだまし、大音量のスピーカーでロックを聴いているみたいだ。
もう一つ違うのは、ロシアの大地を埋める死体、死体、死体、死体。全てロシア人だ。後ろから刀で刺され、殺された死体。助けを求める途中で殺された死体。子供を守るために親子共に殺された死体。殺人犯に対抗するために立ち向かい、殺された死体。これがロシアの地を埋めている。
そして、この死体を作り出している外道は、前に滅亡したフランスで俺とバクスが戦った 狂戦士 である。
しかし、前回と違ったのは、狂戦士が 一人じゃない ということだ。
逃げまとう人々の中から俺の目で見える狂戦士は約百人。そして、百人の狂戦士は逃げる狂戦士を殺している。
え?俺はどうしているかって?もちろん俺は・・・
無茶苦茶怒っている!!!!
バクスも同じだ。多分、2人で狂戦士にむけて怒りの眼光を向けている。そして俺とバクスは、狂戦士軍に立ち向かいに行った。
俺は剣で一体の狂戦士の首を斬り、俺に愚かにも立ち向かいに来た狂戦士に拳銃の弾を心臓めがけて4発、そして、一瞬動きを止めた狂戦士に剣を心臓に突き刺した。これで狂戦士を殺した数は17体目。
一方、バクスもすごい。我ながら自慢の弟だ。雷竜<サンダードラゴン>魔法、火の矢の雨、どこから出てきたか知らない水の激流魔法、バクスの後ろから風で構成された虎が狂戦士の腹を噛み切る。
しかし、これだけ殺しても狂戦士は全滅しない。
え?何であの強かった狂戦士がこんな簡単に倒せているかって?それは分身する悪魔の分身体は本体よりも弱くなる。ましてこんな数になったらもっと弱くなる。この狂戦士は小悪魔<インプ>級だ。小悪魔は悪魔の中で下級だ。しかし、紺だけ数が多いと2人だけじゃ苦労する。現に俺の拳銃の弾はもう残り2発程度。バクスもあんまり魔力がないとも思われる。バクスの腹が鳴っている。
それでも、俺たちは休むことはない。何故なら俺らが諦めたら、ロシアはフランス同様、滅亡するからだ。俺らはこの戦いを諦めるわけにはいかない。当然、死ぬことも・・・
続く