二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン〜無茶苦茶な妄想小説〜 ( No.117 )
日時: 2010/05/10 19:08
名前: 海風 奈義沙 (ID: Ru7e1uoX)

 一之瀬の視線の先には……
 「これでわかっただろう。お前は私にはかなわない。」
 膝まである長く真っ黒い髪をなびかせている少女がいた。
 「チックショー! 覚えてろよ!」
 男はそう言ってそそくさ逃げて行った。
 「よう! リリ!」
 円堂は少女に向かって言葉を発した。
 「……」
 少女は怪訝そうな顔で円堂のことをみた。よく見ると少女は肌白く美しいエメラルドの瞳をし、両耳にはそれぞれ違うピアスをしていたていた。
 「あれ? もしかして覚えてない? 俺のこと。」
 円堂は試しに少女に聞いてみた。
 「いや、覚えている……お前のことは……」
 「なんだ。覚えてるんだ。」
 円堂はニヤッと笑った。その笑顔は無邪気な少年のようだ。
 「……!」
 少女は円堂の周りに居る者を見て驚いたようだった。
 「もしかして……ゆ、有……くん……?」
 少女は鬼道の方を見ていた。
 「ああ、久しぶりだな。」
 「お、お兄ちゃん知り合いなの!?」
 春奈は驚いて鬼道に聞いた。
 「あぁ、ちょっとしたな。」
 鬼道はにやりと笑ってリリの方に近づいて行った。
 「相変わらずね。その笑い方。」
 リリは懐かしそうに言った。
 「……っておいおいおいおいおい!」
 円堂はそんな二人の空気をぶち壊した。