ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

　「おぉっ！　ハモった！」
　円堂が珍しそうに言った。
　「……。」
　リリは呆れ顔になった。
　「それじゃあ……」
　リリは帰ろうとしたが……
　「ちょっと待てよ！」
　円堂に止められた。
　「なんだ？」
　「この前はありがとな！　おかげで助かった！」
　リリは目を伏せた。
　「別にお前のことを助けたわけじゃない。」
　「えっ……？」
　「当たり前のことをしただけだ。」
　「そ、そうか……」
　辺りを沈黙が包む。
　「あ、あのぉ……」
　意外にもその沈黙を破ったのは春奈だった。
　「一緒に……ラーメン……食べませんか？」
　「は！？」
　リリは怪訝そうな顔をした。
　「別に……構わないが……」
　「じゃあ、早速行きましょう！　キャプテン！　やっぱり、あそこに……」
　「そうだな！　ラーメンと言えば……」
　「？」
　円堂と春奈がリリの手をひっぱって行った。
　「円堂くん、リリさんに馴染んじゃった見たい。」
　「そうだな……」
　そう言って秋と鬼道もそのあとをついて行った。
　「……。」
　黒い影はそんな5人組の後をついて行った。