二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン〜無茶苦茶な妄想小説〜 ( No.127 )
日時: 2010/04/21 21:39
名前: 海風 奈義沙 (ID: Ru7e1uoX)

 「着いたーッ!」
 「?」
 ガラガラガラ……
 「らっしゃい! おぉっ! 円堂じゃないか!」
 「響木監督! 実は……」 
 円堂は今までのことを響木監督に話した。
 「ほぅ。そんなことがあったのか。」 
 「あぁ! だからお礼にリリに……ラーメンをおごろうと思ってさ!」
 「なるほどな。」
 響木はにやりと笑った。リリは物珍しそうに周りを見回した。
 「座れよ! リリ!」
 円堂に言われ、リリは円堂の隣に座った。
 「……持ってない。」
 「えっ?」
 「カネ……持ってない……。」
 「いいさ! 別に! 俺がおごるからさ!」
 円堂は笑った。リリにはその笑顔が眩しく見えたのだろう。目をそらした。
 「はいよ。」
 そう言って響木がリリの前にラーメンを差し出した。
 「……」
 リリの顔が困惑した。
 「どうしたんだよ? 早く食べないとラーメン、伸びるぞ!」
 「……あぁ」
 リリは箸を恐る恐る取った。
 「いただき……ます。」
 「熱いから気をつけろよ!」
 円堂がそう言ったのと同時に、
 ガラガラガラ……
 「らっしゃい!」
 誰かが入ってきた。その誰かとは……
 「豪炎寺!」
 豪炎寺が入ってきたのだ。
 「!」
 リリの目が大きくなった。同時に豪炎寺の顔に一瞬、驚きの色が走った。
 「どうしたんだよ? 豪炎寺?」