二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン〜無茶苦茶な妄想小説〜 ( No.150 )
日時: 2010/04/30 19:12
名前: 海風 奈義沙 (ID: Ru7e1uoX)

「あーっ!」
 円堂は入ってきた少女を見て、思わず叫んでしまった。そこには……
「り、リリ!?」
 そう、リリが……桃西李莉が目の前にいるのだ。
「……。」
「えーっと、あなたは……円堂……守くんね。知り合いなの?」
「え? そうですけど……。」
「そうなのね。」
 そう言って、森本先生がにこりと笑った。
(ふふふ……そうなのね……このことを使えば……)
 先生がこんなことを思っているなど、誰も思っていないだろう。
「じゃあ、海風さん。自己紹介をしてね。」
「……。」
 リリは先生を見上げた。そして、溜息をついてから、
「海風奈義沙……だ。」
 静かに奈義沙は言った。ほとんどの男子は、
(クールじゃん! カッケー!)
 と思っていた。一方、女子は、
(カッコイイ! 憧れちゃう!)
 と思っていた。
「海風さんは確か、木戸川清修中学校にいたのよね?」
「……はい。」
「だったら……豪炎寺くんのことは知っているのよね?」
 先生は目線を豪炎寺に変えた。みんなの視線も豪炎寺に注がれた。
「……いえ……会ったことは……な……い。」
 苦しそうに奈義沙は言った。
「あら? そうなの?」
「はい……豪炎寺といわれる者は、私が木戸川に転入する前に転校しましたから……。」