ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

「あら？　そうなの？　残念だわ……。」
　何が残念なのかは不明だが、先生は続けた。
「じゃあ、みんなの勉強の進み具合が大変いいと聞いているので、１時間目は海風さんと親睦を深めるために、特別に学級活動として質問タイムにしたいと思いま〜す！」
「ヤッター！」
　クラス中から歓声が上がった。その歓声があまりにも大きかったので、隣のクラスまで響かないか心配したが運良く、隣のクラスは専科の授業でいなかった。
「じゃあ、最初に海風さんに質問を……したい人っ！」
　先生が元気よく聞くと、それに応えてほとんどの生徒が手を挙げた。
「はいっ！　はいっ！　はいっ！……」
「じゃあ……沢城……さんっ！」
「俺は、オ・ト・コです！」
「あらら？　ごめんなさいね……。改めて、沢城くん。」
　沢城はまたかとでも言うように溜息をついてから、質問した。
「誕生日はいつですか？」