二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン〜無茶苦茶恋愛妄想小説〜 ( No.220 )
日時: 2010/06/10 21:18
名前: 慶野 昧 ◆vC28/D3I26 (ID: Ru7e1uoX)
参照: http://ameblo.jp/meo1028/entry-10552065928.html

「どういうつもりなんだよ! 円堂。」
「え? 何が?」
「何がって……海風にユニフォームを渡したことだよ!」
「あぁ。それか。別にいいだろ? そういえば、海風ってどんなシュートを打つんだろ?」」
「……。」
 今、円堂は豪炎寺と風丸と一緒に帰っているのだが、円堂はさっきから非難されっぱなしだ。
「じゃあな。風丸。」
「じゃあな。」
 Y字路のところで円堂は右へ、風丸と豪炎寺は左へと行った。
「ていうか、なんで豪炎寺がこっちの方向に……?」
「夕香の迎えだ。」
「へー。」
 などと、風丸と豪炎寺はどうでもいい雑談をしながら歩いて行った。
 ちょうど、歩道橋を歩いているときだった。
 風丸と豪炎寺は後ろからつけられているのを覚った。
「なぁ。豪炎寺……。」
「わかってる。様子を見よう。」
 そう言って、どんどん二人は歩いて行った。その後ろから、黒いフードをかぶったやつがついてくる。
 階段の目の前に着いた瞬間、黒いフードが動き出した。
「!」
 それはあっという間の出来事で、声すら出せなかった。
「風丸っ!」
 風丸は背中が急に痛くなり、そのまま意識が遠のいた。

「風丸っ!」
 豪炎寺はいきなり風丸を階段から突き落としたのが黒いフードであることを覚った。
「お前、何を……って、えっ?」
 豪炎寺は黒いフードを正面から見た。するとなんと、左腕に包帯を巻いているじゃないか。
(まさか、こいつ……)
 黒いフードは、そのまま走って行った。
「ま、待てっ!」
 豪炎寺は追いかけるより、風丸を助けるのが先だと思った。
「風丸っ! 風丸っ!」
 豪炎寺は動かなくなった風丸をゆすっていた。ずっと……。