二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン〜無茶苦茶恋愛妄想小説〜 ( No.231 )
日時: 2010/06/16 19:29
名前: 慶野 昧 ◆vC28/D3I26 (ID: Ru7e1uoX)
参照: http://ameblo.jp/meo1028/entry-10552065928.html

 パクパクパク……
「旨かったぁ〜!」
「よしっ! 練習再開するぞっ!」
「オーッ!」
「頑張ってね!」
「頑張ってくださ〜い!」
 こうして、円堂らは練習を再開した。
「あれ?」
「どうしたの? 春奈ちゃん。」
「あ、いえ……実は、これ……。」
 そう言って、春奈は秋にいかにも古そうなペンダントを渡した。
「どうしたの? これ。」
「さっき拾ったんです。」
「もしかして……海風さんのかなぁ?」
「どうしましょう……。」
「部活終わってから届けようか。」
「家知ってるんですか?」
「……ごめんね。知らないの。」
「やっぱり……。」

 部活終了……
「えぇっ! 海風の家に!?」
「うん。そうなの。」
「家知ってるのか?」
「知らない……。」
「……。」
 円堂も風丸も困ってしまった。家を知らないなら、明日届けた方がいいのでは? と思った。
「知ってるぞ。」
「えっ! お兄ちゃん知ってるの!?」
「あぁ。この前聞いた。」
「じゃあ。行こうぜっ!」
 こうして、円堂と秋と風丸と鬼道と春奈は、海風の家に行くことになった。

「ここが……海風の……家?」
「あぁ。そうだ。」
「ど……どんだけデカイんだよ!」
「円堂。マンションだぞ。これ。」
「え……? あ、ホントだ。」
「えっと……。何号室なの? 鬼道君。」
「1452室だ。」
「どんだけ部屋あんだよ……。」
 円堂らはマンションの中に入り、エレベーターに乗って14階を目指した。
 ピンポーン。
 エレベーターが14階に止まった。それと同時にドアが開き、円堂らは降りた。
「えっと……1452室……1452室……っと、あった!」「ホテルみたいですね……。」
 ピンポーン。
「……。」
 ピンポーン。
「……。」
 ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン……
「お、押しすぎだぞ。円堂。」
「そうか?」
「いないのかなぁ?」
「そうみたいだな。」
 その時、隣の部屋のドアが開いた。
「あら? あなたたち、どうしたの?」
 ドアから黒い髪をした女性が出てきた。
「あの、ここに住んでいる海風ってどこにいるか知ってますか?」
 風丸はその女性に聞いてみた。
「あぁ。奈義沙ちゃんね。奈義沙ちゃんなら、少し前に家を出たけど……どこに行ったかは知らないわ。」
「そうですか……。」
「あなたたち、奈義沙ちゃんのお友達?」
「い、いえ。俺たちは海風と同じ学校なんです。」
「そう……じゃあ、話さなくてはいけないわね。彼女、自分のこと誰にも話さないから……。まぁ、入って。」
 そう言って、黒い髪の女性は海風の部屋へと円堂たちを案内した。