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13@ もしかして…始まり!?


両手にお皿を持ち、方向転換。

だが、階段を登ろうとして…

「きゃっ!」

一段目を踏み外した。ほんっっとついてないよ…

「おい!!」




ーーーはっきりいって、何が起こったのか分からない。

状況を整理すると、私の両手の料理は平気。私は…


獄寺に支えられ…いや、抱えられてる。

他人が見たら勘違いしかねない風景。

…………密着度が、高い。

私たちはその体勢を10秒くらい続けていた。

そのうち、私が驚愕のあまり座り込んでしまい…

獄寺は心配そうな顔で上からのぞいてきた。

やはりこの体勢も勘違いするような状況。

そんなとき、誰かの足音が聞こえてきた。

「二人とも!大丈夫!?何か悲鳴が聞こえたから………………あ」

「「あ……!/////」」





「ツ、ツナ!あの、これは、その…」

「じゅ、十代目!あの、誤解です!」

獄寺と私は目にもとまらぬ速さで離れた。

「…」

しかしツナは何も言わずに踵をかえして行った。



…一階に取り残された私たちは、顔を見合わせて、頬を紅に染めていた。