二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 雨音 A/M/A/O/T/O/ ( No.27 )
日時: 2010/03/21 20:36
名前: 雨宮メグ ◆ftTSOhEiZs (ID: ULeWPiDO)

第1話  勉強会(仮)。

01@ メール会話


私がインターホンを押してから15分は確実にたっている。

短ぃ!と思う人もいるだろうけど、夏の暑い日に外で友達を待ってみ?

とてつもなく長く感じる上に、“溶ける”から。

でも、毎回毎回待たされる理由が分からない。

あ、気になったら唐突に聞く。それが私の性格の一つだよん♪

「ねぇ、いままで聞かなかったけど、(我慢の限界なんです)何でインターホンを押してからそんなに時間がかかるの?」

階段を上がりながら聞いていると、恭の上る足が止まった。

「…(ため息)。幼なじみだから僕の性格は分かるよね?」

「え…っと、完璧主義?」

あと、毒舌家、わがまま、群れが嫌いで…

「その性格の僕が、自分が使用した痕跡のある部屋に部外者を招き入れると思う?」

あと、王子タイプ。

「はいはい。分かりました。…ていうか、この部屋暑くない?エアコンかけよ〜」

「…壊れてるから。」

……さきに言え〜!!

「…ねえ、恭って暑いの苦手だったよね?」

「…そうだけど?」

イイこと思いついた〜♪

私は早速携帯を取り出し、“もうそろそろここに着くであろう人達”にメールを送信。

{やほ〜^o^/

もう向かってるのカナ?

来る途中のコンビニでアイス買ってきて〜

よろしく((28}

約10秒後に返信あり。

?:{パシりかよっっ!}

私:{いいじゃん♪}

?:{……文句言わないでね。}

私:{ほ〜い!よろしくね〜}

メールを終え、パタン、と携帯を閉じた。

……これでよし、と。

「何ニヤニヤしてんの?気色悪い。」

恭の言葉で現実に引き戻される。

「べっつにぃ〜♪」

恭の頭をつっつきながら言う。

「なんなの?」

私は投げつけられたクッションを受け止める。

「これくらいっ!」