二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: —桃色の血— ( No.9 )
日時: 2010/03/14 21:23
名前: 初心者 ◆tS4k/N9heI (ID: bdnyFill)

第3章『西階段』

俺達は教室から出て、西階段へ歩いた。

なるべく足音は出さないように指示を出したが、何人かは出していた。

その時だ。 

大声で誰かが叫んだ。 誰か分からない。言ってる言葉は…死…?

皆は『早く行こうよ…』等を言っている。

なので俺は進む事にした。

あの声…何処かで……

————嫌な予感がする…

嫌な予感がするが俺達は階段を下り、3階へ着いた。

泣き声が聞こえる。 これは…1ー3から…?

俺の弟の組は1−3 …まさか!?

『井上君、あの泣き声…』

池田が言った。 俺は答えられない。

だが、この言葉は出たのだ。

『皆、逃げてくれ。 俺は弟を助ける』

『井上君…!? まさか教室に乗り込む…の…?』

『弟…だからな』

俺は言った。 感情のままの言葉だった。

『分かった、俺達は逃げる』

『お前がリーダーの役目をしてくれよ、竜輝』

俺はリーダーの役目を親友の竜輝に任せた。

竜輝はしっかりしていて、頼りになるから大丈夫だと思いリーダーを任せた。

——あんなことになるなんて思ってなかった

『井上君、私も行く』

『何故?』

『さぁ…ね』

池田は顔を赤くして言った。

女は危険な目に合わせたくない… だけど…

『ok』

の言葉が出た。 俺はどうにかしたんだろうか…?

嫌な予感を心に抱きながら、俺は教室に入って行った。