二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 召還獣……召還! ( No.2 )
日時: 2010/03/16 23:25
名前: 紅絹 (ID: oYJ2fVYh)

希代のバカこと、吉井明久はいつもの朝を迎えていた。

 「朝食はやっぱりちゃんととるべきだよね〜」

独り言を漏らしながら食卓につく。

目の前には大きさの異なる皿が三つ置いてあった。

 「前菜、塩水!」

 「メインディッシュ、マヨネーズのサラダ油和え!」

 「そして、デザートは砂糖水!! 完璧な朝食だ!」

……一般とは大きく異なる日常であった。


【第一問】 「優劣」 1

文月学園。

そこは、世界初の点数は具現化した召還獣システムの導入校である。

教職員の承認のもとで、テストの点に応じた強さを持つ召還獣を呼び出して戦わせることができるのだ。

文月学園にはもう一つ特徴がある。

それは、成績に応じたクラス分けで成績の良い者から順に、A.B.C.D.E.Fクラスと分かれる。

成績の良いAクラスは、さらなる高みをめざせるように、エアコンやパソコンなど様々な設備が整っている。

しかし、成績の悪いクラスになるに従って、設備もどんどん悪くなっていくので最下位のFクラスは、目も当てられない惨事となっている。

吉井明久は、そのFクラス所属であった。