二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA〜僕達は想いだすだろう〜 ( No.29 )
- 日時: 2010/03/25 14:55
- 名前: まっこ (ID: DOGZrvXb)
第12話「震え」
「あれ?」
「どうした?」
「葵っち〜。亜季とかすががいな〜い」
「ん?ま、そういわれると・・・」
「・・・」
「−−・・・−−・・・」
「ふふ・・・市、手を組むからよ」
「−−−!!−−!」
市は手を縛り付けられ、口を布で押さえられていた
「戻りたいんなら、あのクズを全部処分することね」
「−・・・」
「フン、お人形め」
「っ・・・・」
「気味悪い空だな」
「どこにいる!魔の妹!」
「さわいだってしかたないだろ」
「そ、そりゃそうだけどぉ・・・」
探し回って5時間は経つだろう。魔の妹はまだ見付かっていない。伊達の庭、こんなに広かったっけ?
「くそ〜私たちがココのことしらないから!」
「どんだけ広いんだ。伊達の庭」
「・・・・・・白虎がいたら・・」
「?」
「ん?ああ・・・・あの神楽葵って人・・」
「ああ・・・・あいつか」
「?」
「とにかく、一旦戻ろう」
「「「「「!!???」」」」」」
「亜季!かすが!どうしたの?そのカッコ!!」
そういえば大雨でずぶ濡れだった
「ああ・・・・・ちょっとな」
「ちょっとなじゃないでしょ!!!!」
「「・・・・・・・・・・・」」
顔を見回せ困ってしまった
言うか、言わざるべきか。
「なんでそれを早く言わないの!?」
結局話しておどろきなのは桜だけか
男はなにくわぬ顔だ。これだからイヤ
「・・・・・・それで、浅井は?」
「???」
「そういえばいないな」
「正義とか言って、探してんじゃねーの?」
「男は黙ってろ!!!ねえ、神楽葵、」
「神楽でいい」
「え、あ、神楽。ココの庭ってめちゃくちゃ広くない?」
「ああ・・・・無駄にな」
「全部探したんだけど、いなくて」
「裏口は」
「へ?」
「裏口は探したか?」
「さが・・・したよね?かすが」
「ああ」
「じゃあ変だな・・・」
神楽の眉間にしわができた
「もしかしたら、連れて行かれたかもしれないな」
その言葉にさすがに男子もしずまりかえった
「じゃ・・・あ・・・・、魔の妹は・・」
「ああ・・・おそらく、生きているか死んでいるかもわからないな」
・・・・・・・
震えが停まらなくなった