二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 漆黒の使い者【REBORN】11話up キャラ応募くれた方へ ( No.143 )
- 日時: 2010/04/03 11:56
- 名前: 楓樺 ◆BH7oFB32Sc (ID: /R8fMwix)
◆12 —修行編③ 〜雲雀と蛍〜— ◆
———次の日———
オレンジ色に染まる学校…
生徒が消えたオレンジ色に染まる学校に
一人の少年が
ある教室の前に立っていた。
「ここかぁ…クスクス」
彼の名前は神谷 蛍
そして…教室のプレートには応接室と書いてある。
蛍は応接室の前に立っていた。
昨日リボーンに言い渡された…
——チーム組み合わせ——
それで蛍は雲雀恭弥と同じチームとなった訳だ
————雲雀 恭弥
奴の事は枢から色々情報をもらっている(随分とお金を取られたけど
並盛中を愛し、そして風紀委員長でありながら
並中最強と謳われる最強の不良。そして…
ボンゴレ内最強の雲の守護者…
そんな彼と戦えるとだけあって
蛍はワクワクがとまらずにいた。
「早速入ろうかな。多分リボーンが話つけてくれてると思うし…」
ガラッとドアを開けるとそこには誰一人いない。
蛍は不振な違和感を感じる…
何か…怪しいと…
ビュォォォォッ
キィィンッ
蛍は頭上から何かが振り下ろされる音が聞こえたと思うと
片手でその物体を受け止める。
「…ワォ。すばらしいね君」
「…危なかったなぁ…クス」
蛍に攻撃をしかけたのは紛れもなく
手にトンファーを構えた…
雲雀恭弥だった。
「赤ん坊から話は聞いてるよ。君…。僕と遊んでくれるんだって?」
「遊び…?まぁそんなものかな…クスリ」
蛍がそう答えると雲雀はニヤリと笑みを作り
トンファーを蛍から外した。
「さっきの攻撃の受け止め方といい…。君とは楽しめそうだね」
「…悪いけど、僕は君と楽しむ気はないよ…クスクス」
笑いながらそう答える蛍の言葉に
雲雀は微かに眉がピクリと波打つ
「……それはどういう意味だい?」
「だって君弱そうだし…。そんな攻撃じゃあ僕がすぐに勝っちゃうよ…クスリ」
「………」
ガキィィィン
蛍のその一言に怒りを覚えた雲雀が又もトンファー攻撃を仕掛ける
だが蛍は軽々とそれを宙返りして避けてみせた。
スタンと降り立つと蛍は笑いながらこう呟いた
「じゃあさ…こうしようよ…」
「何だい?」
「僕から武器を持たせる事が出来たら本気で君と戦ってあげるけど……
もし無理だったら僕は君とチームを組まないってのは……どう?クスクス」
「ふーん…。君から武器を持たせればいいのかい?」
「おや…?随分と自信がありそうな顔してるけど…本当に僕から武器出させようとしてる?」
「当たり前じゃないか。第一…。僕はまだ10%の力しか出していないしね…」
そう言う雲雀の顔は今までにないくらいに笑っていた。
これからこいつを咬み殺す事ができるという…
嬉しさが雲雀にはとてつもなく楽しみで仕方ないのだ
蛍に関しても同じく笑っていた。
これから戦える喜びと…
最強とよばれる男と刃を交えることができる…
そんな気持ちがあったからだ
「覚悟はいいかい?」
「そっちこそ…命乞いはしなくていいの?クスクス」
「……咬み殺す!!」
「ふふっ…いくよ…クスリ」
オレンジ色に染まる学校で…
血が滲むような戦いが…
始まった…