二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン〜試練の戦い〜 ( No.112 )
日時: 2010/08/13 18:18
名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: 2lvkklET)

「白恋と雷門の練習試合? あ〜どうぞどうぞ。好きに行ってください。う〜寒い寒い……」

 そう白恋中学校の監督は、はっきりと快諾(かいだく)した。その後、あかぎれだらけの手をこすりながら校舎の中へと消えていった。
 監督は、白い毛糸で出来たふわふわのニット帽。目を覆い隠すように赤い縁のスキー用ゴーグルをし、口から首元にかけては、青いマフラーで覆い隠されている。全身は、動物の毛皮せいらしくごわごわした厚めなオーバーコートを着用している。そんな人だった。
 大変な防寒装備にも関わらず寒いらしい。それではこの北海道の大地で凍死してしまうのでは? と思わず疑いたくなるが、白恋の生徒に言わせると冬には覚醒し、別人のようになるらしい。

「みんな、雷門イレブンをグラウンドまで案内してもらえるかい?」

 吹雪が周りの女子を見渡しながら言うと、女子たちからまたもや黄色い歓声があがった。はい! とかもちろん! とかやけにはりきった声がする。
 恍惚(こうこつ)の表情で吹雪を見つめていた女子たちが、我先にとたがいを押し合い、へしあい行動を開始する。

「みなさ〜ん! グラウンドは本校舎の下ですよ!」

 素早い女子が校舎の左はじにある階段前まですかさず移動し、手を振りながら大声で呼びかける。

「由美ちゃんだけ抜け駆けなんてずるい!」

 別の女子が頬を膨らませると、由美と言う少女は勝ち誇ったような笑みを浮かべた。由美に負けたのが悔しいのかその女子は雷門イレブンに近づくと、

「荷物、私が持ちますよ?」

 雷門イレブンの鞄を持った。
 さすがに一人では抱えきれないので、複数の女子が分担して1人2,3個の鞄を持ち合うこととなる。

「あ……」

 その女子を見ていた風丸が一人の少女を見て声を上げる。
 少女は太ももまである長髪の金髪を揺らしながら、こちらに来る。周りの女子より明らかに存在感がある。まるで舞台に立ち、スポットライトを当てる主演の様な存在感だった。それは彼女の美貌のせいだろう。
 吹雪に負けないほど色白の肌。顔のパーツは美しすぎるバランスで配置され、中でも海を映したような深い青い瞳は見つめられればその深さに飲まれてしまうよう。さらにすらりとしたやせ形の体格。女性らしいほっそりとした腕と足が彼女の美しさをさらに際立たせる。

 少女は風丸と目が合うと、

「久しぶりだな、一郎太」

 外見らしく綺麗な声色で風丸に挨拶をした。

〜つづく〜
短いですね^^;今日はあの日本一、人が来る3日間の祭りに行ったせいで、かなり疲労困憊になっております^^;きっと文章もいつもダメなのが、もっと駄目になっている気がします。
ガゼバンの本が買えたからイイのですが、頭が非常にぼーっとしてます。これがドライアイ?