二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン〜試練の戦い〜 ( No.131 )
- 日時: 2010/08/24 12:06
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: 2lvkklET)
- 参照: 試合描写が一番難しい……アニメをよく見ないと^^;
「<ゴッドハンド>!」
対する円堂は、片手を大きく天にかざした。すると彼の手の何倍もあろう黄金色の手が、かざされた手の上に現れた。そして円堂は、拳を作って、すぐにぱっと開いた。黄金色の手が、円堂の手と重なりあい、『吹雪』の凍りついたボールが手のひらにぶつかる。 すごい力で、円堂はじりじりと押される。やがて重なっていた黄金色の手が、ガラスが砕けるように割れてなくなり、凍りついたボールがゴールに突き刺さる。円堂は、しりもちをついていた。
「へっ! どうだ、オレの<エターナルブリザード>はよぉ!」
得意げに胸を張った『吹雪』を見て、円堂はにっこりと笑いかける。
「すげえな! お前のシュート! でも……オレたちだって負けないぜ!」
すぐに頭を切り替えた円堂は、アイリスへとボールを投げた。
また『吹雪』がアイリスに近づき、タックルを仕掛けてくる。
「アイリス! 今日は喘息の方は大丈夫なのかよ?」
「心配してくれてありがとう」
全然ありがたみがこもってない口調で『吹雪』に礼を言うと、アイリスは一度立ち止まった。
「今日は敵同士だし、遠慮はしない。……<ヘブンズゲート>!」
その言葉で、アイリスの真後ろに白い鉄扉の門の様なものが現れた。ゆっくりとぎぃぃと軋んだ音を立てながら開くと、その中は暗闇だった。そして中から強い空気の流れ起こる。手招きをするように、辺りのものを飲みこみ始める。進行方向は、門の中で『吹雪』の身体は、みるみるうちに、浮き上がり、門の中へと吸い込まれていった。門は消え、空中から『吹雪』が落下してきて、地に叩きつけられる。
「ちっ。油断してたぜ……アイリスとは、いつも2TOPを組んでいるせいか、慣れないかんじだ」
悔しそうに『吹雪』は、ボールをキープするアイリスを見つめ続けていた。
「アイリスちゃんが来たっぺェ!」
「止められないっぺ!」
仲間であるが故か、アイリスは白恋メンバーのDFをさくさくと縫うように進んでいく。弱点などを熟知しているのか、背後から来ている風丸と上手い連係プレーをしながらどんどん攻め上がって行き、ついにはゴール前に来ていた。
「吹雪がいない今なら、得点のチャンスよ」
「ああ、オレも手伝う!」
アイリスが声をかけながらボールを宙に蹴りあげ、風丸とアイリスが当時に宙に舞い上がる。
「<氷炎トルネード>!」
ボールの前に来た二人は、同時に足をひく。すると、風丸の足に炎が渦をまいて宿り、アイリスの足には冷気が渦を巻いて現れる。二人は引いた足を同時に伸ばし、一緒にキックをした。ボールを中心に、炎と氷が混ざりあい、渦となってゴールへと進む。例によって白恋のGKは泣きそうな顔で、ゴールから逃げ出し、無人のゴールに炎と氷を宿したボールが入った。
「やったな、アイリス」
「……あ、ああ」
少し荒い息を吐きながら、アイリスは風丸とハイタッチをした。
風丸は、不安そうな顔でアイリスの表情を伺う。
「おまえ、喘息の方は平気なのか? 無理するなよ」
「悪いけど、これからは行動するのを控えるかも」
ちょうどその時、試合終了を告げるホイッスルが吹きならされた。
〜つづく〜
エタナールブリザードの描写が下手すぎるww
試合描写はいまだに慣れなくて困ってます^^;そして、くりあへ。氷炎トルネードが、ファイアブリザードっぽくなり、すまん。