二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: とんがりボウシと魔法の365にち〜メロディ魔法学校の日々!〜 ( No.28 )
日時: 2010/03/23 06:09
名前: 楓蘭 ◆sS3IIIdY12 (ID: geRA7/jA)

「煩い!もうそんなに言うんなら、お前達二人とは
 絶交だ!!俺はもうこんな町出てってやるー!!!」

「「「ええぇぇぇえええーっ!!!?」」」

第四話「仲直りのおまじないの鍵」

「ま、待ってよ、アルトこの町を出て行くって・・・」

「他の魔法学校に転校するってことか?」

テノールが落ち着いた口調で聞いた。

さっきまで慌ててたくせにー!

「ああ、そうさ。お前達と同じ魔法学校に通うなんて
 もう嫌だ!これであのウザったらしいフォルテとも
 お別れ。一石二鳥ってやつか?」(←なんか違う

な・・・・アルト馬路だ・・・・

「ね、ねぇ、ちょっと待ってよ。流石にあたしも言い過ぎたよ。
 だからって転校まですることないでしょ?」

「転校まで・・・ってお前達は其処までいくほど
 俺の事からかってたんだぞ!俺スゲー嫌だったのに」

う・・・・確かにそうかも・・・

「・・・・好きにすれば良いじゃん?」

は?テ、テノール何言ってんの!?

「俺だってあの位でキレる奴もう御免だね。
 この町から出て行くなんてせーせーするぜ」

「ちょ・・・・止めなよテノール!そんなに行ったら
 ホントにアルト出て行っちゃうよ!!」

「何だよ、お前アルトのこと嫌いなんじゃなかったのかよ!!」

ギクリ。確かにそうだけど・・・・

「でもあたしアルトがいなくなるなんて・・・・
 嫌だよ!」

「「え?」」

なんか自分で何を言ってるのか分かんない。

でも、この気持ちは嘘じゃない。

あんな大っ嫌いだったアルトが出て行くなんて好都合

じゃない。なんであたしは止めるんだろう・・・

「ふ、ふん!そんな事言ったって出て行かないワケには
 いかないよ。・・・じゃあなっ!」

バタン!

アルトは部屋の中に閉じこもってしまった。

「・・・・どうしよう、あたしのせいでアルトが・・・」

「アンなのほっとけよ!どうせアルトのことさ、
 すぐ戻ってくるよ」

「でも、今回はそうはいかないようね・・・」

ピアノちゃんがそう呟いた。

「たぶん、アルト君がこの町から出て行く前に仲直りしないと
 もうずっと仲直りできないわ」

「そうだよね・・・・」

暫く皆黙り込んでしまった。

「あ、そうだわ!!私いい事思いついちゃったわ!」

ピアノちゃんが何か思いついたようだ。

「え、なになに?」

「仲直りのおまじない!これを使えばアルト君と
 仲直りできるはずよ!」

へぇ〜そんなおまじないあったんだ!

「でも、どんな方法なんだ?」

「そういえば・・・・あたし知らない。」

「俺も知らねー」

「私も分からないわ・・・」

う〜ん。誰も方法を知らないんじゃおまじないは

できないよ・・・・

「あっ、それならバリトン君に聞けばいいわ!」

「バリトン?誰なの其の人。ピアノちゃんの知り合い?」

「私のクラスメイトなの!大魔法使いで、魔法やおまじないに
 すごく詳しいんだヨ!」

「ふ〜ん。そんな奴いたのか。」

「だったらその人に方法を聞けば!」

おまじないができる!よかった〜一安心。

「でも・・・バリトン君すごく難しい性格なの。
 だからそう簡単に教えてくれるかしら?」

「大丈夫!土下座でもなんでもして頼み込むんだ!」

そうすればきっと教えてくれると思うけどな〜。

「お前ポジティブだな〜;そんなに簡単には行くかどうか・・・」

「やって見なくちゃ分かんないよ!やる前から諦めてたら
 それこそ不可能だよ!」

とにかくあたしのモットーは「当たって砕けろ!!」なんだ。

「じゃ、ハーモニータウンに行きましょう!」

☆続く☆