二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: とんがりボウシと魔法の365にち〜メロディ魔法学校の日々!〜 ( No.45 )
- 日時: 2010/03/29 06:08
- 名前: 楓蘭 ◆sS3IIIdY12 (ID: TfzvQp12)
そして一時間後。
「ガーコイル!持ってきたよ!」
「俺も持ってきたぜ!」
『おお、有難うございます!』
「さっそく食べてみてよ!」
そういって二人で一気にガーコイルの口に押し込んだ。
『ムググググ・・・・おお!眠気が覚めたのであります!
有難うございます!これで夜には学校にも戻れるであります!
でも、あと一つ頼みが・・・・』
「大丈夫!動く事は内緒にしてほしいんでしょ?」
『あ、有難うございます・・・我輩感激であります!』
「どういたしまして!じゃ、俺達も戻ろうぜ!」
「うん、じゃあね〜ガーコイル!」
こうして不思議な事件は二人の手によって解決された
のでした。
★次の日★
「おはよー!皆」
あたしはそういって教室に居る皆に挨拶した。
昨日の事件を解決したおかげで、悪戯ばかりして
仲の悪かったクラスメイト達とも仲良くなれた。
「お、ソプラノ!おはよー!昨日はお手柄だったな!」
ワイアットが一番に話しかけてきた。
「私、ソプラノは悪戯ばかりする人かと思ってたけど
これからは仲良く出来そうですわ!」
ホイップも話しかけてきた。
「うん、改めてよろしく!じゃ、今日放課後温室で
集まってみんなでパーティしようよ!」
「お、いいねー」「じゃ、授業が終わったら温室に集合ね」
そんな感じでワイワイ盛り上がっていた時。
「ちょっと待ちなさい!」
教室に強気な声が響き渡った。
「!フォルテ!!何よ!」
「ソプラノ!放課後、恋人岬に来なさい!」
そういうとフォルテは教室を去っていった。
「ねえ、ソプラノ。パーティはそのあとにしましょう。
なんだか大事な用のような気がするのですわ」
「あ、ありがとうホイップ」
そして放課後・・・
★恋人岬★
「あら、逃げずに来たのね」
恋人岬にはフォルテ1人がいた。
「何さ、そっちが誘ってきたくせにその態度!」
「ふん!あたしは誘ってなんかないわ!」
誘ってない?だったら何よ?
「じゃあ、何の用なワケ!?」
「それは・・・アンタに宣戦布告に来たのよ!」
「はあぁ?宣戦布告??何でさ?」
もう何がなんだか・・・・フォルテここまで可笑しかったとは。
ガックリ。
「アルト君のこと・・・アルト君を争って恋のライバルとして
宣戦布告に来たのよ!!」
「はあ!?アルトを争う?恋のライバル・・・って
あたしがアルトのこと好きなわけないじゃない!」
「何よ!こないだなんて部屋の前で仲良く話していた
じゃない!」
それは喧嘩して仲直りしたときのこと。
でもその喧嘩を知ってたのはあたし、アルト、テノール、
ピアノちゃん、バリトン(詳しく話してないけど)の4人。
フォルテには全然関係ない。
喧嘩したことなんて関係ない人には話さないほうがいいな。
「あれは、フォルテには全く関係ないことよ」
「そんなことはどうでもいいの。そんなことより
昨日なんて仲良く手をつないで学校に行ってた
じゃない!」
「う・・・それは・・・・アルトが勝手に・・・」
「まあ、アルト君って結構天然だから・・・
そのときあんた真っ赤になってたじゃない!」
「ていうかなんでそこまでしってんの!」
「それに最近のアンタ、ちょっとおかしいもの」
は?ていうかなんで分かるの?
「あたしのどこがおかしいっていうの?」
「授業中ため息ついたり、アルト君と目が合って
真っ赤になってそらしたりとか・・・」
ええ!知ってたの!!?
「でもそれがアルトを好きっていう理由には・・・・」
「それが恋なのよ!!わかった!!?」
こ、こい・・・・?
「ナニソレ、タベラレルノ?オイシイノ?
故意?ナンナノソレ??」
「・・・・・。アンタ馬鹿よね。やっぱり。
恋っていうのは、好きな人に会ったり、その人の
事を考えたりすると胸がドキドキしたりするのよ」
「へ、へぇ・・・・ってことはあたしってアルトのこと
好きっていうこと?」
絶っ対認めたくないけど。
「そーいうこと!ていうか絶っ対認めたくないけど
って今アンタ思ったでしょ。」
「ギク。何で分かるの・・・・」
「何かもう慣れたのよね、この町とアンタたちに」
「へぇ、すごいじゃん。あたしまだ少しなれないけど」
「ってアンタずいぶん前から来たんじゃないの?」
「いやアンタたちがくる一日前に此処に来たの」
「ふーん、ってことはアルト君ゲットのチャンスもまだ
あるわね・・・!」
「あたしだって、勝負っていうからには絶対勝つよ!」
「あたしだってアンタになんて負けられっこないわ!」
こうして新しいバトルがスタートした。
☆第五話「反乱!恋のバトルラウンド開始!?」終わり☆