二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: とんがりボウシと魔法の365にち〜メロディ魔法学校の日々!〜 ( No.93 )
日時: 2010/06/20 18:31
名前: 楓蘭 ◆sS3IIIdY12 (ID: TfzvQp12)
参照: てゆーかアルテナ・・・・?自分でつけておいてなんか・・・・

あ、あと応募人数はあと一人です;
早い者勝ちなんでお早めに;

ていうか、アルテナって適当につけた名前だけど
ドッカで聞いたことあるよーナ・・・・?

・・・・・・・・・・・・・・・っっあ゛ー!!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そして着いた場所が・・・・

「ここは・・・・?」

レントが呟いた。

「恋人岬。」

あたしに代わってアルテナちゃんがぼそっと答えた。

すこしその言い方が誰かさんに似てるような?

でも思い出せねぇからいいやって思った。

「・・・・あ、おいら知ってるよぉ!『のろいの断崖』でしょ!」

「・・・・レントってたまに口調といってる事とかが
 全く合ってないことあるよな」

鋭くテノールが突っ込みを入れる。

「なんで恋人岬なんだ?」

アルテナちゃんが聞いてきた。

「だってこの景色いいじゃん。ここで夕方とか夜とか
 過すと悩みとかなくなる気がしない?
 夕方は沈んでく夕日が綺麗だし、夜は冬なんか特に
 星空が綺麗だし・・・・・・」

「・・・・ふーん。ソプラノがそんな風に感じるなんて意外だな」

ムカ・・・・アルテナちゃんっていちいちムカつく事言うな・・・・

「失礼な・・・・・!・・・?あれ、アルテナちゃんってさっき会った
 ばかりなのになんか前からあたしのこと知ってたよーな感じだよね?」

「え!?(ギクッ)あ、て、テノールから聞いてて・・・」

「テノール・・・・!(睨」

「げ、ソプラノ怖・・・・(アルトめ・・・・・)」

「何か言ったかぁ!?」

「い、いえ・・・ナニモ・・・あ、お、俺、用事思い出したから・・・帰るな・・・」

テノールはそそくさと帰っていった。

「あ、オイラも帰らなきゃ・・・もう7時だ・・・
 妹が心配してるし・・・・帰るね。
 今日は一日アリガトね、ソプラノ!また遊びに来るねぇ!」

そういい残すとレントも帰っていった。

その数分後の事・・・・

♪ピロロ〜ン・・・・♪

アルテナちゃんのケータイがなる音がした。

「メールか、何々・・・?・・・・!?」

「どうしたのアルテナちゃん?」

「あ、ご、ごめんソプラノ、急用できちゃって・・・
 もう帰るな」

「え!?あ、バイバイ!」

そういったときにはアルテナちゃんはいなかった。

う〜ん、突然現れて消えちゃうなんて・・・・

ふしぎな子だったなぁ・・・・

☆こっからアルテナ(笑)(アルト)目線。メールの内容は・・・☆

オレはソプラノとわかれたあと、届いたメールを読んだ。

そのメールはローリィからだった。

内容は・・・・

【アルトごめんなさぁい!髪型女の子のままにしちゃって・・・・
 似合ってたからつい・・・・】

・・・・こいつは喧嘩を売ってんのか?(怒)

【今からモン・パリにもどってきてちょーだい!
 髪型戻してあげるから・・・・・・
 お金はいいわ・・・御詫びと思って!
 
        ローリィより】

ふぅ・・・・とりあえず髪型戻しにいくか・・・・

ついでに服も戻しておこう・・・・

☆ソプラノ目線に戻るぜ☆

あたしは皆が帰っていったあともずっと恋人岬にいた。

夜も更けてきて、あたりはかなり暗くなっていた。

だがそのぶん、空の星がとても綺麗に輝いていた。

「明日も晴れるかな・・・・」

そう呟いていた時。

「・・・・へぇ、お前まだここにいたんだ」

後ろから声がしたので振り返ってみると・・・

「アルト?ていうかなんで『まだここにいたんだ』
 なの?さっき居なかったじゃん。」

「(ギク)あ、て、テノールから『恋人岬で別れてから
 まだ戻ってこない』って聞いて・・・・」

「ふーん?まぁいいや」

アルトは黙ってあたしの隣に座った。

そのまま沈黙が続いていた。

何か喋ったほうが良いのかと思うが、何を喋れば良いか分からないし。

「・・・・なぁ、ソプラノ・・・・」

「え!?な、なに・・・?」

「・・・・こうして二人きりになるのってなんか
 久しぶり、だよな・・・・・」

へ・・・・?

「あ、うん・・・・そうかもね・・・」

その後も二人とも喋ろうとしなかった。

そしてようやくあたしのほうが口を開いた。

「ねぇ、夜空をみてると・・・・思わない?
 あの星には誰か住んでるのかなって」

「・・・・なんでだ?」

「だってあたしたちだってそうでしょ?
 だからちょっとそう思うんだよ」

「・・・・ふーん」

「でさ、その住んでる人たちはどのような世界で
 どんな風に暮らして、どんな風に生きてるんだろ・・・って思うんだ
 あとさ・・・そんな人たちと会いたいなーって」

「・・・・・・なんかお前らしいな・・・・」

「え?今なんか言った?」

「いや、何でもないよ。・・・・それよりもう夜も遅い。
 そろそろ帰らないとテノールたちが心配する・・・」

そういってアルトは立ち上がった。

「え、待ってよ!もうちょっとだけ・・・・」

「じゃあ、オレはさきに帰っておくけど・・・」

「だ、だめ!もうちょっといてよ!女の子一人残して
 帰らないでよー!」

「は、お前が女の子ねぇ・・・・とてもそうには思いないけど・・・」

ムカムカムカー!!

「何さ、失礼ッだなー!!」

すると・・・・

「・・・・・・こんな会話前にもしたよな・・・
 初めて俺達が会ったときに・・・・」

「え・・・・?」

初めて会ったとき・・・

〜〜〜〜回想〜〜〜〜
「べっつに〜。レディに名前を聞くときは
 自分から名乗るもんよ!」

「レディってお前馬鹿か?」

〜〜〜〜〜〜〜〜

確かに・・・・・

「あの時からかな・・・・オレの生活がまるっきり変わったのは」

「へ?」

「仲のいい友達なんていなくて・・・・
 ピアノとは少し話すくらいだったし・・・・
 だが、そのあとお前が来たときからさ・・・・
 幼馴染のテノールとも再会して、嫌な出会いだったけど
 フォルテとも出会って、それからレントたちとも・・・・・
 色んな人と出会って関わっていって・・・・
 いつの間にかずっと一人だったのにまわりに沢山
 友達がいて・・・・・楽しかったんだ。
 ・・・・もしかするとお前が幸せを運んでくれたのかな・・・」

しばらくアルトの言葉を黙って聞いていた。