ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

　　　　　第3夜　砂漠…砂漠…砂漠…


　　Egypt…Cairo……(エジプト…カイロ)

強い日差しがジリジリと肌を焼く、もっとも暑い時間帯。
人通りもすくなくなるなか、そんな暑さをものともせずに歩く明らかに異質な集団＿＿＿＿




「暑いなぁ……このままじゃ俺ぁ発狂するぜ」

大声で叫ぶ男。
黒いコートなんか羽織ってるから日差しを吸収して余計に暑いのだろうが周りの集団は誰もソレに触れようとしない。


まるで野獣のような雰囲気で、一見すれば荒くれ者の親父と言った感じだ。
一般人なら真っ先にからまれないように離れて歩くような男の脇に立つ存在もまた異質だった。

道行く男が振り返るようなプロポーションと優雅だがどこか厳格な雰囲気をかもし出す女性と、どこかのんびりといった印象をあたえる黒髪赤眼の女性。
両者とも男とは不釣り合いこの上ない美女だ……が、男＿＿ヴォルフはまったくそんなことを考えもせずにただ不平を漏らし続けた。


「あぁ〜、あちぃな……」

ヴォルフは大きく伸びをすると遠くに見える巨大な古代の遺物……ピラミッドを物欲しげに見つめた。

「任務以外のものは壊すな。アレを破壊しようものなら私がすぐに貴様を殺すぞ」
隣を歩くルナは敏感にヴォルフの考えを読み取ってぴしゃりと言い放った。
「連れネェなぁ……」
そう言いながらも素直に両手を上げると紅かった瞳はもとの金と赤のオッドアイに戻った。

一方でルナの反対側を歩くギルバーシュもとうとう暑さに耐えきれず叫び声を上げていた。
「わぁあぁぁぁん!!!なんでこんな暑いのぉおぉ!?僕の行いが悪いせいいぃぃぃ???」
「落ち着けギル」
「騒いだってろくなことになんねぇぞ」
「貴様が言うか!?」
「うわあああぁぁん!!!さっきまで騒いでたヴォルフが今度は僕に説教してるうううぅぅぅ!!!」
「今度はそっちか！？」
「とりあえずルナ。気晴らしになんかぶち壊そうぜ」
「貴様は少し黙ってろ!!!」
そう叫んでヴォルフに足蹴をお見舞いする。

「ぐぉっ!!!」

派手に吹き飛んでエジプト家屋に突っ込むヴォルフ。
「大丈夫ぅ、ヴォルフぅぅぅ〜！！！」
慌ててヴォルフの助けに入るギルバーシュ。
そして、ルナは自分がとても疲れていることに気がついた。


　　【任務絶対主義】
　　　　　

彼女の最大であり最上位におかれる信念だ。
に、対して彼らはあまり任務にそれほどまでの重点を置かない。
特に【自由主義】の塊のようなヴォルフなど、まさしくルナとは相性最悪なのだ。

ギルバーシュののんびりした救出劇を他人事のように見つめた。


　　　　　　　　　　　　　　　 、、、、
＿＿＿じゃあ、ルナちゃんたちは協力してエジプトのとある研究施設の破壊宜しくね＿＿＿



数日前に聞いたソレを思い出したルナは形のよい眉をひそめ……この班組を決めた男に対して一つの決意を固めた。





　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿任務が終わったら蹴り殺す


その静かな殺意は地中海を渡り……














　シルクハットを被った男の背中に何とも言えない悪寒を走らせる結果となった。

「うわぁ、なんか今すっごい寒気が走ったんだけど。やばい風邪かな」
「黙ってろ潰れたシルクハット」
「女ったらし」
「イカレ帽子♪」
「まてアンネ。イカレ帽子はこいつの通り名だ。蔑むならもっと違う言葉を探せ」
「例えばぁ？」
「そうだな……例えばt「ちょっとイブちゃん！？」
あっさり悪寒を忘れ去ったレオナルドはイブに向かって叫んだ。

今回は仕事のないレオナルド、イブ、フィン、アンネはドロシーに店番を押し付けられ、薄暗い店内でひたすらのレオナルド弄りを開始していた。


「ところでさ。あの班分けってどうやって決めたの」
ふとフィンが壁に画鋲でささった紙切れを指差した。
「ある意味最悪の班分けだよねぇ♪」
「そうかな、最高の班分けだと思うけど」
「……ホントにてめぇ殺されるぞ」
「特にルナ姉あたり危ないよねぇ♪」
「いや、もっとやばいのあいつらだろ」
フィンは『ヴェネツィア行き』と書かれた枠の三人の名前をあきれて見た。
「ありゃあ、都一つ潰れてもおかしくないって」
フィンの言葉にレオナルド以外の全員がうなずいた。



「こりゃ、アリスもレオナルド殺害の容疑者一名だな」













＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿以下作者のつぶやき。


ん〜、マズいな。
なんか書いてくうちにどんどんキャラ崩れを起こしている……
全体的に並べ立てたら書き足りないほどだ((汗
とくにギルバーシュちゃんとヴォルフの旦那がヤバい。
設定なんか無視して勝手に好きなように作ってるよ←
ギルは完璧によく叫ぶお嬢さんだし、ヴォルフの旦那やたらもの壊したがる破壊馬鹿だし((←ちょ
詩己s、小毬s、ホント自分の考えてるキャラと違うとかだったらマジごめんなさい((汗

で、さらにさらにルナの姉様もこれでいいのかすっごい不安な今日この頃……((汗汗
もはや完璧な苦労人立ち位置じゃん((汗
風もいろいろごめん!!!

今後もキャラ崩壊((=作者の暴走))におつきあいくださいm(_ _)m←ぇ