二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【D灰】…空白の歯車…11/3up ( No.192 )
日時: 2010/12/18 12:29
名前: なさにえる (ID: 3NlWBChu)

>>葵

ようやくテストが一段落したところ^^
これで新年まではちょっと時間とれるかな……とれるよな←


>>夢樹s

そんな謝んないでくださいよ((苦笑
ホント気にしないでくださいまし←

あ、次から呼びためおkですよ^^
うちも平気???




すっごい遅いけど今更ハイネの腐れ縁、ジルくんの自己紹介。

あ、けっして本文思いつかないから時間稼ぎとかそういうのじゃ一切なi(ry


 ジル・ロード
*年齢…25歳
*性別…♂
*国籍…スペイン
*容姿…赤茶毛の長髪。黒い瞳。左目に眼帯をしている。
   ファインダーの団服着用。
*性格…苦労人。面倒見はよく上下関係はそこそこ重んじている。後輩の面倒見は良い。
*サンプルボイス
「ニコチン切れでちょっとテンション逝ってんの。わかったら煙草よろしく」
「おぃおぃ、またかよ。ハイネ……」
「ねぇ、オレ一応年上なんだけど……」

*その他…昔からハイネの悪ふざけの後始末役を(無理矢理)押し付けられている。それでもハイネとの関係はそこそこ良好でお互い信頼している。幼い頃から教団で働いており、そのため上層部から各部署に至るまでコネや情報網を持っていて顔が利く。仲間からの信頼は厚い。
    煙草大好きのヘビースモーカーで煙草が切れるとテンションが妙に高い。けど最近禁煙で肩身が狭い。
    あまり年上扱いされないのが最近の悩み。





   第9夜

「で、どうすんの。来たは良いけど……」

フィンが先頭に立つ帽子の男__レオナルドに尋ねた。
「仕事は素早く、的確に」
イブがテキパキと言った。
そのハイヒールの高い踵の下に粉砕したゴーレムの残骸が転がっていた。

「そのとおりだ、イブちゃん。というわけで、紳士的に正面突破と行きたいんだg「ねぇ、ゴーレムって何ゴミ?」
レオナルドの言葉を遮り、無邪気に尋ねるのはアンネだ。
不思議な事にほかのパスカヴィルの面々もレオナルドの言葉よりもアンネの言葉に反応した。
まぁ、これがいつものレオナルドに対する対応なのだが……

「可燃じゃない?」
また飛んできたゴーレムをハイヒールで粉砕しながらイブは尋ねた。
新しい残骸が山に加わる。

「それとも粗大ゴミかな」
「あぁ、資源ゴミとか」
「再利用出来るの?この状態で」

(ゴミ談義始めやがった……)

会話に加わらなかったフィンはこの二人の呑気さに軽く感動さえ覚えた。
その時、フィンはかすかな空気のへんかを敏感に感じ取った。


(あ、ヤバ……。)



そう思ったとたんに一体に散らばっていたゴーレムが鈍い音をたててまるでスクラップされたようにぺしゃんこになった。イブもアンネもピタッと会話をやめる。

「これで不燃ゴミだな…」

フィンはおそるおそる声のした方を振り返った。

(……スイッチはいった)







「君たち__お遊びは終わりだよ」

不気味なほど静かで圧倒的な力を持った言葉が沈黙を破った。
さっきまで三人に弄られていたあのレオナルドとはまるで違うのだ。

「ご、ごめんなさい」
「__わるかった」
二人が小声で呟いた。
とたんにレオナルドの纏っていた恐怖と死の雰囲気が消え去った。
そしてまるで何事もなかったかのようにもとのあまり頼れるとはいいがたいあのレオナルドの空気が現れた。


「これでやっと行けるよ。君ら、無駄話してる暇あったら早く帰ってドロシーちゃんの缶詰食べにいくよ」

普通ならイブかフィンあたりがすでに"毒蜘蛛"はレオナルドに怒ったアリスのせいで半壊状態だとつっこむはずなのだがそれすらいう事が出来なかった。
ただ、三人は黙ってこの"狂った帽子男"に従う事しか出来なかった。



「いくよ〜」

あくまで明るく、あくまで軽く___レオナルドは歩を進めた。



(あぁ……これだから)


フィンは頬に冷や汗を流しながら。




(これだからオレらはあんたに従ってんだ……)













    (パスカヴィル最強の男________レオナルド=ルベリエ=ジェンキンスにさ)