二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ×。+銀魂*真選組日記+。×  ( No.33 )
日時: 2010/03/23 00:38
名前: †零無彩† ◆fEPe.payyQ (ID: B5unmsnG)
参照:   だんご三兄弟強化月間(´・ω・)

◆——№3


 さて、探すとは言ったものの、一体どこ探せばいいのか全く分かんないよなー、と俺は頭をかかえた。
 さっきは電話で何してんのか聞けばいいや、とか思ったけど、何回電話しても出てくれないし。一体何してんだよ、副長。

 ブツブツ言いながら悩む俺を、横を歩く兄貴がにやにやしながら見てくる。
 こっちは真剣に考えてんのに何だよ、と少しムッとなる。

「ちょっと兄貴……真面目に探してんの?」

「何言ってんでィ、真面目じゃないに決まってんだろ。だけどお前、アテもねーのに歩いてたって俺の大事な時間を削るだけじゃねーの」

「……だって……俺どうしていいのか解んないもん」

 お前何で探してるのかもう解んねーだろ、とか何とか兄貴が意地悪を言う。
 確かにもう何で探してるのか完璧に解らないけど、多分仕事してたからだよね! 一緒に屯所に帰りたかったからかな! そうだと思いたいよもう!
 俺は自暴自棄になりながらきょろきょろ辺りを見回した。

 いつの間にか港の方まで歩いて来ていたみたいで、船が何艘か止まっている。
 よく晴れた空の青色が、海をキレーな色にしていた。
 吹いてくる潮風が心地いい。

 そんな風にぼけーっと海の方向を見ていると、何やら騒がしい声が聞こえてきた。

 ん? なんて声のする方を見ると、腰に刀を差した男が何人かあわただしそうに動いている。
 ……攘夷志士か。なんかもさっとしてるし。

 俺は早速とっ捕まえに行こうとするが、何だか様子がおかしい。
 兄貴を見ると、少し恐い顔をしてる。

 俺は、あいつ等の話を耳を澄まして聞く。

「……いぞ……やばいぞ、こんな事バレたら……様に怒られる……」

「大体お前があんな所うろつくからだぞ! 何かあったら……せいだからな!」

「そんなこと言ってる場合じゃ……だろ! でもヘタしたら……様に斬られるかも……」

「でも黙ってる訳には……ねぇよ……。覚悟して報告するしかねーな」

 所どころ聴こえなかった部分もあるけど、何か上司にしかられる様な事をしたんだろう事がわかった。
 まるで俺みたいだね、俺も近藤さんとか土方さんとかに怒られてばっかだよ!

 一頻り仲間を感じた所で、多分あいつ等浪士だろう。
 俺は攘夷浪士が大ッッ嫌いだ。
 迷わず刀を抜こうとする俺を、兄貴がとめた。

「は!? 何すんの馬鹿兄貴!」

「……あいつ等よく見てみろィ」

 くい、と兄貴は顎を奴等のほうにやった。

「何……!? 見ればいいのね、解った」

 俺はイライラしながら一人ひとりじっくりと見てみる。
 ん……訳わかんね……何で見なきゃダメなんだよ!

 だけど、兄貴があまりに真面目だから、俺はもう少し真面目に見てみる。
 あれ……あの真ん中の眼鏡見た事あるな……。

 どこでだったっけ、とまた頭をかかえた俺に、兄貴が口を開いた。

 その時ちょうど、船から誰かが出てくる。
 浪士達は一気に青ざめながら、叫んだ。

「「「ばッ……万斉様……!!」


*続く*

にっwわっwのw展開w間違えたwww←
誤算でめちゃくちゃ展開早くなっちゃいました(´・ω・)
でもこれどうせ五話くらいまでで纏まるよね!多分!(