二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: デュラララ!! 題名未定 ( No.12 )
日時: 2010/04/10 15:19
名前: じしゃく。 (ID: 34QCmT3k)

第8話 小さな狼はなにを思う

俺の名は、小狼<シャオラン>
来週、来良学園に入学する。
入学っつても、俺は遅れた入学をするようなモンなんだけどな
そういや、校長が俺以外にもう一人入学する子供がいるって言ってたけど……

-------------どんな奴なんだ

ソイツも俺と同じで違う所から来たらしいから、気は合いそうだ。
いや、そうゆう奴に限って悪い奴かもしれねぇな……だが出会った事のない奴の悪口はいけねーな

「父さん、母さん? 俺、来良学園まで徒歩何分掛かるか行ってみるよ」
「「 おー、いってらっしゃい 」」

カタコトの日本語を言ったのは、俺の両親……のような存在だ
今は“寿司”という日本人が好んで食べる食べ物を食べている
俺は日本語を練習したから普通に話せるけど、父さんと母さんは微妙だ、ちょっと心配かもな

「よし……」

薄くコンパクトな真っ黒色の携帯を持って出かける準備をする
時間を見ると10時ピッタリだ、よし……

「行ってきます……!!」
「「 気をつけてね〜 」」

和やかな家族だと、毎回思うよ、本当にな
けど、少し刺激が足りないな……きっと学園でなにかあるよな……!!

          ◆           ◆           ◆

「ついた……」

時間を見るために携帯を開け、時間を見る
38分……ざっと40分掛かるってことか
綺麗な学園だな、俺が元いた学園とは大違いだぜ

「……!!」

俺はあるものを見つけた……!!
それは、チビ。学園の人間にしては小さ過ぎやしねえか?
だが、隣にいる人間が生徒かも、それにしてもデカいな

(俺が小さいだけか……くそ……)

まだ遠くにいたと思ったチビはいつの間にか俺の直ぐ近くまできていた
そして、そのチビの着ている服の袖から俺は恐ろしいものを見つけた

「いざやさん、この学園って大きいね〜」
「俺にとっては狭苦しかったけどね。希依は小さいから」
「き、気にしていることを……!!」

いざや? まい? それがアイツらの名前か……
話の内容からすると、まいって奴が俺と一緒に入学するのか……

よりによって、あんなものを持っているやつだなんてな……
一回しめておいた方がいいか、しかし初対面だしな。だけど……

(おい、そこのチビ!)
(チビって言うな!!)
(ところで君、誰?)