二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: デュラララ!! 題名未定 ( No.8 )
日時: 2010/04/01 15:31
名前: じしゃく。 (ID: iruYO3tg)
参照: 臨也のキャラがよくわからない

第5話 どうしてそう呼ぶの?

「あ、あの……いざやさんの…「待った」…はい?」

臨也のマンションに向かう足でマイが不意に質問したが逆に質問をされてしまった
希依は、どうしたんだろ?と思った

「俺の名前は臨也」
「いざやさんじゃないの……?」

臨也が、まあそうだけど。と顔に手を当て横に振ると立ち止まりナイフを取り出し
俺の字はこう。と説明をした、ソレに希依が

「‘臨‘で‘いざ‘って言うの? 面白いね」
「君だって‘希‘で‘ま‘だろ? 同じだよ」

あはは。と希依が笑うと臨也はどこか悲しそうな顔をする。しかし希依は気付かないのか
ナイフを臨也に手渡し、じゃあまた案内よろしくっと言った

     
        ◆          ◆        ◆

「ここが俺の部屋で、その隣が寝室」
「ほえー」

臨也のマンションに付くと適当に部屋を案内された希依
希依は沢山のお部屋があるー。とぐらいしか思っていないようだが臨也には、この子、興味あるな。と
ウザい方面で勘違いをしていた

「あー、そうそう」
「な、なんですか?」

一番最初に案内された部屋……仕事部屋の扉でピタリと止まる臨也に少しばかり不安を覚えるが
臨也は希依が思っていた言葉とは違う言葉を発した

「敬語、使わなくていいから」
「は、はい……じゃなくてっ! うん」

希依が慌てて訂正をする姿が臨也をまた楽しませた
そんなの変化に気付かないのが希依なのだが…………

「俺は大体、夜に仕事してるから昼とかは一緒にいることが出来るよ……あ、学校って行ってる?」
「ううん、行ってないけど……でも足し算引き算は出来るよ」
「……それだけ?」
「う、うん」

臨也が、まさかな。と思ったが冗談が言えそうな子ではないので本当なんだな。と自分で片付けた
でも、それだけじゃ困るよなー。と思ったのか仕事部屋に入りパソコンを開いた
希依は部屋の中をキョロキョロとしていてなんだか楽しそうだった

「希依ー、希依って何歳?」
「えーと、14歳だよー」

はいはーい。とカタカタとキーボードに何やら打ち込んでいる臨也に希依が近づくと
臨也は隠す仕草もせずに、むしろ、見る?と云った表情であった

「ふえ? お、折原希依!? じゅ……16歳?」
「入学するんだから、そうでないと。因みに来良学園ね」

面倒くさそう。と云った顔をする希依、そんな顔したって臨也には通用しないのだが
またカタカタと打ち込んでいくメニューを見ると『入学届け』の欄だった

「いつ……から行くの?」
「そうだなあ、1週間後?」
「拒否はしないけど…………サボっても…「極度は避けるよーにね」…うん」

養子の様な身だ、我侭をいうのは辞めようと言葉を言うのをやめると
希依は、お腹減ったなー。と思った。しかし臨也はお腹が空いてないのかパソコンとにらめっこ状態
ちらり、と様子を見ると、チャットをしている模様で、希依にはドレが誰から分からなかった

(……確かキッチンはこっちだった)

希依はふらりと仕事部屋から出る臨也は、ん? と思ったが強制するのをやめた

「ナイフーナイフーナイフー」

何やら希依は恐ろしい言葉を言っているが周りには誰もいないので驚かれはしないし
希依にそんな自覚はないだろう

「あ、あったー! さてと、狩に行きますか」
「どこ行くの?」
「ふわあ!? い、臨也さんか、びっくりしたー」

キッチンの扉のところで手を付いて立っていた臨也に左手にナイフを下げて持ち
心臓のあたりに右手を置いてドキドキを沈めようとしていた

「ちょっと新宿探検に……」
「ナイフ持って?」
「あー……うん、必要かなーって」

希依が必死だったので止めるのも可哀想かなー。と思い扉からスッと離れ
玄関に向かって手を伸ばした

「……あ、ありがとう!」
「ばいばーい、直に戻って来てよ」
「うん、じゃあ!」


(走り去っていく姿は僕を)
((多いに楽しまさせた))