二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: デュラララ!! 題名未定 ( No.9 )
日時: 2010/04/01 15:32
名前: じしゃく。 (ID: iruYO3tg)

第6話 油断は出来ない

「んー……家を出てきたものの新宿だっけ? ここはどのくらい危ない人がいるのかな……」

臨也のマンション前でキョロキョロとしていると調度いいカモがいた
今日はあれから盗ろう。そう思ったのだが希依は一瞬立ち止まった、カモはまだ悪さをしていない

「うーん。アレじゃあ困るよね〜」

頬を掻くと周りをまたキョロキョロと見る。が池袋のように悪そうな格好はしていても
悪さはしていない。
希依にとっては暴れれなくて『檻に閉じ込められた獅子』のようだった

「詰まんない。帰ろ」

そう言いマンションへと足を運ぶ。が後ろから悲鳴がした
バッと後ろを振り向くと気の弱そうな女性と初めに目をつけたカモが弄っていた

「姉ちゃん、金持ってんだろ? 俺たち困ってるんだけど…ゴフゥ!!?」
「えっ……!?」

リーダー格のような人の股間に蹴りを一発お見舞いしてやると、女性を自分の後ろに回させる
女性は驚きながらも希依に任せることにした。こちら(新宿)ではまだ希依が知られていないようだ

「お兄さんたちさ、暇ならわたしと遊ぼうよ?」
「ああん? なんだ手前……っつ!!」
「ねえ? いいでしょ、早く遊ぼうよ!」

副リーダーだろうか一歩前に出てきて希依の首元を掴むが希依が思いっきり
腹を殴ると男は手を離し希依を自由にする。が着地に失敗して足を捻るが希依にそんな事関係ない

「………………」
「っ!! コイツっナイフなんて持ってやがる!! 卑怯だぞ!! ずらかれ!」
「どっちが卑怯だっつーのっ!」

お前もな。とツッコミを入れるやつもいるだろう
あっかんべー。とナイフをポケットに仕舞いながらやる希依を見る女性は怯えながらもありがとう。と何回もいい

「……はい。お礼金よ」
「ほえ? あ、いいですよっ!! わたし慣れっこだから……」

希依が左右に手を振るが女性は受け取って!と手に無理矢理現金……ざっとみ千円札が5枚見えた

「あ、ありがと!! さよなら……ってもう聞こえないか」

女性は現金だけ渡すと逃げるように走っていった
どうしてだろー? と自分の服装を見ると真っ白な服が少し赤く染まっていた

「あー。そうゆう意味か」

さっさと帰ろう! と臨也の部屋までダッシュで帰ると臨也が「おかえりー」とダルそうな言い方だが暖かく迎えてくれた
血のことは気にしてないのだろうか?

「今日は鍋だよ」
「ほー。これがなべ!」

グツグツと程好く煮えている鍋に関心の声を上げる、臨也がまた平仮名になってる。と内心思っていた
低いテーブルに置かれた鍋の蓋を希依が開けるとボワッ、と湯気が立ち込めてきた

「はいはーい。そっちのテーブルに移動させるから。希依は服着替えておいでよ、俺の貸してあげる」

そのへんにおいてある。とパソコンの傍にある椅子に服がだらしなく掛かっていた
これでいいかな? と一番上においてあった服を取ると恥じらいもなく脱ぐと臨也の服を着てまた
テーブルの傍に来て「手伝う事ない?」と大きな目を輝かせていう臨也は「ないよ、座ってて」といい希依は
その椅子に座ったが、背丈が高かったらしく下までとどいていなかった

「あとで買ってくるよ、足置き場」
「あ、ありがとう……」
「はは、照れたりもするんだ面白いね」

そう言うと臨也はご飯をよそいに鍋から離れた(今はキッチンにいます)
希依は簡単コンロの存在を知らないので火無しでよくグツグツと煮えるなー。と関心をしていた

(はい、ご飯)
(ありがとー。多くない量?)
(いや君食べないと死ぬよ? 食べてね全部)
(うー)