二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA...竜に仕える少女 ( No.23 )
日時: 2010/04/28 11:47
名前: 希里 (ID: udwvwPPV)
参照: http://元ことです^^

...二章...
【二匹の竜】

僕は懐からビンを取り出し、蓋を開けた。
すると、ビンの中から白い光が現れ、その光はビンの外に移動し、
光はやがて、一頭の巨大な竜になった。
「奥州の独眼竜です。連れて参りました」
(うむ、御苦労じゃった、希里)
「どうですか、独眼竜は」
(見た目だけでは分かりにくいのぅ。
 希里、明日からお主が伊達軍に就くというのはどうだ?)
「はい……?」
(伊達軍で働いて、独眼竜の様子を見て、逐一報告しろ)
政宗は内心、『本人の前で言うなよ』とか思ってた。
「かしこまりました……。
 ですが、少しよろしいですか?」
(何だ?)
「彼の腕が僕に劣るなら、僕は即刻南に向かいます。
 よろしいですね?」
(わかった)
僕はビンをとり、主に戻って貰った。
ずっと黙っていた政宗が、ようやく口を開いた。
「Ah?俺と勝負すんのか?いいぜ、楽しませてくれよ……!」
政宗は腰の六爪を取り出し、構える。
「あはは、お互い様」