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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA...竜に仕える少女 ( No.48 )
- 日時: 2010/04/29 14:53
- 名前: こと (ID: ppbZlmwS)
- 参照: http://名前戻したよ!
...九章...
【天敵】
気付けば牛の刻。
ちょうど、昼餉の時刻だ。
僕の腹が少し鳴った。
「そう言えば僕、朝餉食べてないんだけど…」
「昼飯と一緒に食えばいいだろ。勿体無ぇし」
「政宗様の言うとおりだ。それに、野菜は全部ここの畑のだ。ここの畑の野菜はうまいぞ」
「ふぅん。じゃあ、先にお風呂入っていい?」
僕は朝だと言うのに風呂に入って、新しい着物に着替えた。
そして、自分の部屋に戻る。
すると、冷めた朝餉と、隣にできたての昼餉がある。
しかし、昼餉の中には…
「…!げ、茄子入ってるじゃん!」
僕の天敵とも言える茄子が入っている。
「ここの茄子は、他のと全然違うぜ?」
「茄子なんて、どれも同じだよ!」
「んな事ねぇよ。ほら、食ってみろ」
政宗は箸を使って、僕の口に茄子を入れる。
僕は、言われるがままに食べてみた
「…おいしい」
「言っただろ、美味いって」
僕は少し顔を赤くすると、政宗は少し笑った。
この平和が、いつまでも続くといい。
でも、僕達には時間なんてなかった。
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