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●・。　プロローグ　。・●


私は　人間が嫌いだ

そして　能力者が嫌いだ

自分も　能力者だってことは

ちゃんと　自分で知ってる

だけど　力を悪用する　

能力者が　大の嫌いだ

力なんて　いらない

能力なんていらないから　幸せがほしい

自由という名の　幸せがほしい

それだけでいい　お願いだから

私を　私を　解放してほしい

この　悲しくて過酷な　現実から

イタリア最強？　最強マフィア？

そんなこと　どうでもいい

でも　私は　あいつ等にあって　

この　力の“意味”を知った

この力は　自分のために　あるんじゃない

でも　決して　悪人のために　あるんじゃない

これは　“仲間”の“心”を

結ぶため　繋ぐためにあるんだって

私は　仲間のために　戦うと誓う










「梨瀬琉……？」(ツナ)

私は決意したんだ。戦うことを。
お願い、もう誤らないで。
聞かないで。私の心を。
行って。逃げて。それが私にとって“幸せ”だから。

「逃げて。私は“大丈夫”だから。無事で、帰るから」(梨瀬琉)

人生最後の日に、なってしまうかもしれない。
それでもいい。仲間のために死ねるなら。
“サヨナラ”なんていわない。
言わないけれど、代わりにこの言葉を伝えるよ。





“あ・り・が・と・う”
仲間のために。やったこと。